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『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』ヒーローはモフモフの狐!? バッドエンド回避に奮闘する異世界転生ストーリー!

少女漫画レビュー
『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』漫画版1巻の表紙画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

乙女ゲームの世界に転生したけど、旦那様に殺される運命!?

バッドエンドを回避するために奮闘するヒロインの姿を描いた漫画『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』は、『小説家になろう』発の異世界転生ラブコメディ!

彼女の死にまつわる謎や、モフモフ妖狐の旦那様からの溺愛など、見どころたくさんです♡

それではさっそく、本作の魅力を紹介してまいりましょう♪

あらすじ

リリアン・ラインハルトは、貧乏男爵令嬢の一人娘。

ある日父から王家と妖狐の血を引く公爵、オーウェン・ヒューバードとの結婚が決まったと告げられます。

そのときリリアンの頭に浮かんだのは、交通事故で死んだ前世の記憶――そう、彼女は生前にハマっていた乙女ゲームのモブキャラに転生してしまったのです。

記憶を辿っていくと、オーウェンの妻となったリリアンは「彼の地雷を踏んだ」という理由で彼に殺されてしまう運命で……!?

バッドエンドを回避したいけれど、肝心の地雷(キーワード)が思い出せない――!

リリアンはとにかく、媚びて媚びて媚びまくって殺されないようにがんばろうと決めるのでした。

そうして、婚約者としてオーウェンの屋敷にやってきたリリアン。

はじめて会った彼は絶世の美男で……!?

オーウェンに見惚れるリリアンの画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

登場人物

リリアンの画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

リリアン・ラインハルト:16歳で死去した早川小百合(はやかわ さゆり)の転生した姿。貧乏男爵令嬢だったが、オーウェンの妻になる。ゲームではオーウェンに殺されるだけのモブキャラだった。

オーウェンの画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

オーウェン・ヒューバード:王家と妖狐の血を引く美しい公爵。ゲームではラスボス的存在でありながら攻略対象だった。

見どころポイント

異世界転生ラブコメである本作は、溺愛の中にほんのり漂うミステリーが魅力♪

かわいいモフモフ版ヒーローにも癒やされます♡

それでは以下で見どころポイントについて詳しく紹介してまいります!

さまざまな世界観を一度に楽しめる♪

乙女ゲームの世界を舞台としている本作は、王侯貴族により夜会・お茶会などが開催される中世ヨーロッパ風の世界で物語が繰り広げられます。

しかしそれに加えて、妖怪や和風の国の存在も!

例えばヒーローのオーウェンは、妖狐の血を継いでいることから狐の姿になることもあるし、妖術も使えます。

妖狐姿のオーウェンの画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

モフモフ姿も美しい♡

そしてヒロインであるリリアンの立ち位置は、オーウェンに殺される運命のモブ令嬢。

その殺される理由であり本作最大の謎でもある「リリアンがオーウェンに言ってしまった地雷(キーワード)」を追いながら物語が展開されていきます。

そう、本作は洋風+和風+ファンタジー+ほんのりミステリーといったさまざまな要素が楽しめるよくばりな作品なんです!

ちなみに作品の雰囲気は決してシリアスすぎず、ほっこり溺愛な感じでストーリーが進んでいきます♪

妖狐公爵様の溺愛♡

ヒーローのオーウェンは、今は亡きダリア王女が妖狐に襲われた際にできた子どもです。

妖狐の血を引く存在ゆえに怖がられることもあり、妖狐の象徴である銀糸の髪と蜂蜜色の瞳を気にしているよう。

わたしの、この髪と瞳のせいだろうか
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

しかし異世界からやってきたリリアンにとっては、そんなこと微塵も気になりません!

ただただ美しく、顔合わせの際には思わず見惚れてしまいます。

さらに妖狐姿になった彼を見た際には「月よりも綺麗ですね」と口走ってしまうほど。

今まで人から遠巻きにされてきたオーウェンにとっては、とっても嬉しい言葉だったと思います。

彼が気にしている容姿を褒めてくれて、妖狐であることを怖がらないどころか目を合わせて話をしてくれる存在――リリアンに惹かれてしまうのは、もはや必然ですよね♡

オーウェンはリリアンに対して最初からとっても優しくて紳士的

優しい声をかけるオーウェンと、ときめくリリアンの画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

どうやらリリアンのことを以前から知っているようですが――?

いつも朗らかでニコニコしていて大事にしてくれるうえに、めちゃくちゃ美しい! 

これ以上にないほどのスパダリです。

そんなオーウェンがリリアンに見せる照れ顔も、最高♡

照れるオーウェンと、ときめくリリアンの画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

こんなの、ときめかずにはいられません!!

同じ屋敷に住んではいるものの、まだ婚約者という関係ゆえ、初々しくて甘酸っぱい雰囲気のふたり。

読んでいて微笑ましい気持ちになること間違いなしです♡

バッドエンド回避に奮闘する理由

ゲームでは、リリアンがオーウェンの「地雷」を踏んだことによって「その言葉はあなたからは絶対に聞きたくなかった…」と言われ、殺されてしまいます。

さらにリリアンが死んだことで、オーウェンは「人に害をなす妖怪」として追われる身に。

魔法軍の一員として彼を追うのがゲームの正ヒロイン・ベネッタになるわけですが、彼女がオーウェンルートに入って攻略に成功した場合、オーウェンがベネッタに「殺してくれ」と頼む未来が、失敗した場合にはオーウェンが自死を選ぶという死亡エンドが待っています。

攻略に失敗し、自死を選ぶオーウェンの回想画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

つまり、リリアンの死によって、オーウェンの死も確定してしまうことになるんです。

リリアンはバッドエンド回避のために、媚びて媚びて媚びまくるという作戦を試みるわけですが、それは自分が死にたくないからというより、自分が死なないことによってオーウェンが死なない未来を成立させるため……。

物語が進むにつれ、リリアンは優しいオーウェンにどんどん惹かれていきます。

オーウェンの笑顔に嬉しそうにするリリアンの画像
引用元:『死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!』
© ムネヤマヨシミ / 夕立悠理 / なま / 双葉社

彼女はオーウェンの死を回避できれば、ゲームのように彼とベネッタがくっついても良い……彼の幸せを願って最後には身を引こうと思っています。

健気な彼女を応援せずにはいられません!

無事バッドエンドを回避して、ふたりが結ばれる未来に期待したいものです!

まとめ

本作は人気ジャンルのひとつである乙女ゲーム転生ものですが、さまざまな要素が詰まった世界観や、オーウェンがモフモフ狐になったり、ほっこり溺愛が楽しめたりと、見どころがたくさん!

ストーリーが進むことでキーパーソンが登場し、だんだんと物語の全貌が明かされていきます◎

リリアンが言ってしまった地雷とは一体!? 彼女が死を回避したらどうなるの……?

全3巻で完結している本作、ぜひ最後まで追いかけてみてくださいね♪