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『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!』大好きだった幼なじみとのすれ違い再会愛!

TL漫画レビュー
『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!』1巻の表紙画像
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

過去に失恋した相手と、番(つがい)のように愛し合う――。

実家の神社の危機を救うため、恋心を抱いていた幼なじみと「ある儀式」をすることになるヒロインを描いたTL漫画『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!』

まさかの儀式の内容や、切ない両片想いの再会愛が見どころです!

それではさっそく、本作の魅力をご紹介してまいります♪

あらすじ

実家の七神神社(しちかみじんじゃ)で巫女をしている七神結乃花(しちかみ ゆのか)は、今夜儀式に臨みます。

三か月前に突如枯れてしまった神社の伝説の泉を復活させるため、巫女である結乃花と、氏子総代(うじこそうだい)の家柄である久龍唯織(くりゅう いおり)のふたりで執り行われる儀式です。

唯織は結乃花が学生時代に好きだった相手――。
告白も叶わず振られたはずなのに、久しぶりに会った唯織の前に、秘めていた想いが蘇ります。

儀式の内容を聞かされていなかった結乃花は唯織に聞いてみることに。
それはどうやら『移しの露(=精液)』を『玉ノ井(=女性の秘部)』に注ぐというもので……。

それってまさか、神様の前でエッチするってこと――!?

登場人物

ヒロインの七神結乃花
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

七神結乃花(しちかみ ゆのか):七神神社の娘。唯織とは幼なじみ。高校時代に彼に告白しようとするも、振られてしまう。

ヒーローの久龍唯織
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

久龍唯織(くりゅう いおり):七神神社の氏子総代の嫡男。結乃花を振って以来疎遠になっていたが、神社の危機に地元に戻り、実家の不動産業の社長職と氏子総代を継ぐ。

見どころポイント

本作のポイントは、「儀式」で身体の関係をもたなければいけないという展開に、学生時代の恋心が復活する再会愛というスパイス!

身体だけは繋がるけれど、心はすれ違ってしまう……そんなTL漫画の醍醐味ともいえる切ない展開をお楽しみください♡

それでは早速、本作の見どころについて詳しく紹介してまいりましょう♪

厳粛で神秘的な世界観

本作の舞台はヒロイン・結乃花の実家である七神神社です。

神社の杜(もり)の中にある伝説の泉が枯れてしまったことから、神様の力を取り戻すために儀式をすることになります。

儀式は神の御前である幣殿(へいでん)で執り行われ、儀式の前には祝詞をあげるなど、物語の冒頭からおごそかな雰囲気が感じられ、読んでいるこちらも思わず身が引き締まります。

祓詞を受ける結乃花
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

神社に代々伝わる秘伝の書『禁秘抄(きんぴしょう)』によると、儀式の内容は「七神の清らかなる玉ノ井(いずみ)に 一の龍の移しの露(つゆ)を注ぐ」というもの。

『玉ノ井』というのは女性が蜜を溢れさせる部分の隠語、『移しの露』というのは精液の雅言(がげん)――つまり七神の結乃花と久龍家の嫡男である唯織が、神様の前でエッチをするというということ!

結乃花に儀式の説明をする唯織
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

何も知らされていなかった結乃花は当然動揺を見せますが、儀式がどういうものなのか、唯織が細かく丁寧に教えてくれます。

そしてそのうちにだんだんと唯織の目線や仕草が甘くなり、結乃花に対する想いを少しずつ話しながら流れるように儀式が始まって――。

神社の厳粛で神秘的な雰囲気と、そんな場所でエッチをするという背徳感が合わさって、ドキドキしてしまいますよ♡

切ない両片想い

結乃花と唯織は幼なじみ。

結乃花は唯織のことが好きで、高校1年生のときに告白しようとしたのですが、告白すらさせてもらえない形で玉砕してしまいます。

高校時代、唯織にフられる結乃花
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

その後唯織が上京してしまったこともあり、儀式の日までの9年間会うことはありませんでした。

再会した唯織は十代のころよりさらに魅力的になっており、再び彼に惹かれてしまう結乃花。

一方の唯織も結乃花に「高校の時からずっと 今夜(儀式)のことを考えていた」とか「結乃花のことを思ってひとりエッチもずいぶんした」「結乃花を俺でいっぱいに満たしたい」と、いかにも愛の告白っぽいことを言っています。

どう見ても結乃花のことが好きなのに、なんで振ったんだろう……?と不思議に思ってしまいますよね。

これにはもちろん、ちゃんと理由があるんです!

それについては物語の中で説明されているので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

唯織が眠る結乃花に自分の気持ちを告白するシーンは必見!

結乃…愛してる、俺もずっと好きだった
引用引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

こんなに好きなのに気持ちを伝えられないなんて……と、とても切なくなります。

また、過去に失恋している結乃花は、唯織が自分に優しいのは「(久龍家の)立場上仕方なく」「義務感で」と思っています。

お互い想い合っているのに結ばれないのがとにかく切ない……早く気持ちを素直に伝えられたらいいな、と切に願います!

神様の前で淫らに交わる!

さて、最後はエッチシーンについて。

儀式のために身体を重ねるふたりは、『禁秘抄』の指示通りに儀式を進める必要があります。

そこに記されているのは「神の御前にて 生まるるまま いとたはしく まぐはいせむ」という言葉。

一糸まとわず生まれたままの姿で淫らに交わる――つまり、神様の前で番のようにラブラブなエッチをするということです♡

この儀式のあいだ、結乃花を俺の番だと思って、たっぷり愛してあげるから
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

全裸指定というのには驚きましたが、唯織は伝統に則って結乃花を甘く優しく抱いていきます。

それも、ひとつひとつの仕草を実況するように、丁寧に言葉でも甘やかしてくれちゃうんです♡

甘々な言葉責めが好きな人にはたまらないのではないでしょうか!

結乃花に想いを伝えられない葛藤がある唯織ですから、「儀式の間、一晩だけ好きな相手を抱ける」と、そのときを大事に噛みしめているんだろうな……と思わずにはいられませんでした。

でも安心してください(!?)、儀式は一度では終わりません!

1巻の終盤で再度儀式をすることになったふたり。

初回は儀式の内容にとまどいながらの甘々エッチでしたが、2回目はエッチの前段階からお互いの気持ちが感じられる糖度増し増しな雰囲気♡

そんなふたりの様子を、とくとご堪能ください!

唯織を求める積極的な結乃花
引用元:『溺愛蜜儀 神様にお仕えする巫女ですが、欲情した氏子総代と秘密の儀式をいたします!1』
© むにんしおり / 月乃ひかり / 竹書房

作者様よりコメントをいただきました♪

実は本作、単行本1巻が8月21日(水)に発売されたばかり。
このたび何と、漫画担当であるむにんしおり先生と原作者である月乃ひかり先生にコメントをいただきましたので、ご紹介します!

むにんしおり先生より
唯織くんがこんなにかっこいいのに、結乃花ちゃんを想ってあんな事やそんな事をしちゃってるのを描くのがとても楽しかったです。
一途で健気な結乃花ちゃんと、一途で一途な唯織くんの切ない恋物語をお楽しみください。

月乃ひかり先生より
このたびはQunn様でご紹介いただきありがとうございます。
神社の泉の伝説を舞台に、幼馴染同士の恋模様をお楽しみいただければ幸いです。

先生方、ありがとうございました!
みなさんぜひ単行本をチェックしてみてくださいね♪

まとめ

好き同士なのにすれ違っているふたり。ふたりの想いは、これから実るのでしょうか?

続きの展開も楽しみです!

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Writer
ゆや

ラブストーリーが大好き!TL漫画を中心に、異世界令嬢漫画、少女漫画、女性漫画などなどひたすら恋愛漫画を読んでいます。ブログでもたくさんの作品をレビュー中!

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