『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』登場人物たちとの幼馴染関係がステキ！ ひとり残らずハッピーになってほしい悪役令嬢の物語♪

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』表紙 — 引用元：『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』
©ひだかなみ／山口悟／一迅社

兄弟でも家族でもないのに、子ども時代のことをお互いによく知っている存在――幼馴染って、なんだか不思議で特別な関係ですよね。

乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢カタリナの、破滅フラグ回避物語を描いた『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』（キャラクター原案・コミック：ひだかなみ　原作：山口悟）。一迅社文庫アイリスのノベルが原作となっており、1巻では主に攻略対象キャラクターや、登場人物たちの幼少期が書かれています。

異世界の悪役令嬢物語なのに、なんだかノスタルジックであたたかい気持ちになれる本作。その魅力を紹介します♡

Contents

あらすじ
登場人物
見どころポイント
アニメ情報もチェック！
まとめ

あらすじ

幼き日の悪役令嬢カタリナ・クラエスが、大好きな王子に激突して額から流血。それをきっかけに前世を思い出すシーンから、ストーリーは始まります。
前世のカタリナは、享年17歳のゲーム好き女子高生。そして今、彼女がいるのは、前世でプレイしていた乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」の世界だったのです！

カタリナは、このゲームに関する覚えていることを書き出します。
前世で死ぬ直前に攻略したジオルド王子攻略のルートでは
・ゲーム主人公がハッピーエンドの場合→悪役令嬢カタリナは犯罪者として国外追放
・ゲーム主人公がバッドエンドの場合→カタリナはジオルドの返り討ちで命を落とす
……どっちに転んでも破滅の運命です（汗）。しかもカタリナは、額の傷を理由に、さっきジオルド王子と婚約したばかりだったのです！

新たな登場人物が出てくるたびに脳内会議を開き、彼らが抱える孤独やコンプレックスを解消することで、なんとか破滅フラグを回避しようとするカタリナ。その甲斐あって、幼き登場人物たちはみんな笑顔を取り戻します。
しかし、無自覚な「人たらし」要素満載のカタリナの周りには、なんだか恋愛フラグが乱立している予感もして――？

登場人物

カタリナ・クラエス：公爵家の一人娘としてわがまま放題に育ったが、前世の記憶を取り戻してからは破滅フラグ回避のために奔走する。趣味は畑仕事とロマンス小説。

ジオルド・スティアート：第三王子でカタリナの婚約者。前世の記憶を取り戻すまではカタリナの一目惚れの相手だった。ゲームの中ではカタリナに興味を示さない腹黒キャラだったが……？

キース・クラエス：分家から引き取られたクラエス家の養子で、カタリナの義弟。ゲームの中では、幼少期の愛情不足の反動でチャラ男に成長……という設定だが、カタリナからたくさんの愛情を受けて健やかに成長中。

見どころポイント

悪役令嬢というよりは「姐御肌」と言ったほうがしっくりくるカタリナ。彼女の言動によって周りの人たちがどんどんハッピーになっていく様子は、読者も笑顔にしてくれます♡
さっそく、見どころポイントをチェックしていきましょう！

乙女ゲームなのに、幼馴染との楽しい日々が描かれている！

物語のスタート時、主要登場人物たちはほぼ全員が8歳。すでに面識があったのは、カタリナとジオルドだけでした。
物語が進むにつれて、義弟のキース、植物を愛するメアリ、ジオルドの双子の弟のアランなど、攻略対象やライバル令嬢が次々に登場！　紆余曲折ありながらも、カタリナは彼らと友達になっていきます♪

趣味の菜園で野菜づくりがうまくいかないときは、植物を育てる才能があるメアリに協力を仰ぎ、青空の下ふたりで楽しげに作業をして……。