凛とした雰囲気を漂わせる女魔王だけど、実は奥手!?
従順なイケメン騎士だけど、ご奉仕をするときは意外と強引!?
そんなギャップを抱えたヒロインとヒーローが登場する漫画『女魔王ですが、生贄はせめてイケメンにしてください』(原作:日車メレ 漫画:三夏)の単行本1巻が、ついに9月18日に発売されました。
そこで本記事では、ふたりにスポットを当てつつ、本作の魅力を深掘りしていきます!
※単行本1巻収録の1話〜5話のネタバレを含みますのでご注意ください。
あらすじ
魔族が暮らす魔王国と人間が暮らすタウバッハの間で戦争が勃発。
後日、戦争に敗れたタウバッハの使節団が謝罪と賠償交渉をするべく、魔王国にやってきました。
そこで魔王国の若き女王・ルチアは彼らの話を聞くことに。
使節団の者が“生贄”として自国の若い娘を献上しようとしたことに腹を立ててしまいます。
そんな彼女の目線の先には、顔が好みな男性の姿が……。
つい怒った勢いで「そなたのような見目麗しい男ならば男妾にしてやってもよいぞ?」と、彼らが呑めないであろう提案を口走ってしまったのでした。
ところが指名された男性は「私でよろしければ喜んでお受けいたしましょう」とまさかの快諾!?
こうしてルチアはタウバッハの騎士・ヴォルフを側に置き、毎晩彼にご奉仕されることになって——。
登場人物
ルチア:“男を侍らせ、ちゃんと王配を選べる立派な女魔王”になりたいと思っている。だが、幼い頃に親交があったタウバッハの辺境伯の孫・ハルのことをずっと忘れられない様子。彼への恋心を拗らせているがゆえに、男性経験がなかった。
ヴォルフ:タウバッハの騎士。ルチアが飼っている魔犬・オルトスの世話や、ルチアの夜伽の相手を任されることになった。ルチアに対して最初から好印象を抱いているようだが、その理由は……。
ここに注目!
互いに振り回したり振り回されたりするルチアとヴォルフ。
ここからは、そんなふたりが見せた“ズルい行動”を見ていきましょう!
ヴォルフのズルい行動①:昼は穏やかだけど夜は激しい!?
ヴォルフはルチアよりも地位が低いうえに、男妾として迎えられた人間だからこそ、いつでもどんなときでも丁寧な態度を崩しません。突然魔王国で暮らすことになるという急展開に巻き込まれても全く動揺を見せないのです。
そんな彼ですが、実はちゃっかりしているところもあって……。
魔犬・オルトスの散歩中にルチアへのお土産として“棗の実”を持って帰った際には、自らもご褒美を欲しがったのでした。
ちょっぴり甘えたな感じなのがあざとくてズルいですよね〜。
そして、普段はルチアの命令にきちんと従う彼ですが、夜にベッドの上でご奉仕するときは若干暴走気味!?
ルチアが「もうやめて」と言っても聞き入れず、むしろ言葉責めをして、快楽に溺れさせていきます。
しかも激しくしすぎちゃった後、感想を求めた際、強がったルチアから「それなりによかった」と返答をもらったときは、すぐさま再開するというドSっぷりを発揮!
そんな強引な一面にもドキドキしてしまいますよね♡
ヴォルフのズルい行動②:すぐに打ち解ける!?
魔王国で暮らし始めることになったヴォルフの周りには味方がいない?
……と思いきや、ヴォルフはルチアの男妾になった後、相部屋となったオルトスにすぐに懐かれます。
これまでオルトスは、ルチアと、約12年前に親交があった男の子・ハルにしか尻尾を振らなかったので、その様子を見たルチアは思わずビックリ!
ヴォルフに対して「人間のくせに魅了の力でも使っているのではないか?」と怪しんでしまうのでした……。
それから日が経つにつれて、ヴォルフは魔王国の者たちともどんどん打ち解けていきます。
ルチアや自分のことを守るために帯剣許可をもらおうとしたときには、一戦を交えた魔王軍のダレッシオ将軍に認められたのです。
さらには魔王軍に所属する他の者たちとも仲良くなったため、その様子をこっそり覗き見ていたルチアに「また、魔族たらしの特技を使って!」と思われてしまうのでした。
そんななかでヴォルフが魔王軍の人から「俺に勝てたらかわいい同族の女の子を紹介してやろうか?」と言われたとき、嫉妬して“魔力”を使ってしまったルチアにこっそり注意する場面も!?
このときの彼も余裕があってズルいですよね……。ドキドキさせる天才なのでは……?
ルチアのズルい行動:ヴォルフに対して結構積極的!?
ここまでヴォルフの行動をピックアップしてきましたが、ルチアも負けていません。
ルチアもヴォルフを翻弄するのが上手なんです!
彼が夜中にルチアのことを思いながら浴室にてひとりで慰めていた際には、偶然それを目撃してしまった彼女が「わたくしが手伝ってやろう」と言って乱入!? 彼の興奮をさらに掻き立てたのでした。
また、ふたりの間には“唇にキスをしない”という約束がありました。
初めて夜を共にしたとき、ルチアが唇にキスすることを許さなかったのです。
けれどもヴォルフのことを信頼するようになり、彼にずっと側にいてほしいと願うようになったルチアが、その約束を取り消す展開に!?
見事彼の“スイッチ”を入れて、一緒に気持ち良くなったのです♡
ルチアは女魔王だけど、小悪魔的一面も持っているのでは……?と思ってしまいますよね♪
原作ノベル発売中
本作は、2020年10月に発売されたノベルが原作となっています!
全1巻のため、ふたりの物語を一気読みできちゃいますよ♡
彼らの心情が活字でしっかりと書かれていますので、ぜひ漫画とあわせてご覧くださいませ。
三夏先生と日車メレ先生よりコメントが到着
単行本1巻の発売を記念し、漫画担当である三夏先生と原作者である日車メレ先生から素敵なメッセージをいただきました♪
三夏先生より
『先読み』の能力を持ち水を操れるクールな女魔王…と思いきや
ちょっぬけててかわいらしいルチアと
男妾としてルチアの傍に侍る騎士ヴォルフとの閨での攻防戦をお楽しみください!
日車メレ先生より
原作担当の日車メレです!
『女魔王ですが、生贄はせめてイケメンにしてください』は、女魔王ルチアがうっかり男妾を侍らすことになってしまったところから始まる物語です。
ルチアは黙っていればものすごい美女なのですが、真顔でポンコツ迷推理をしてしまう残念なヒロインで言動がカワイイです。
三夏先生が描かれる美しいルチアと発言の残念さのギャップがすごすぎて、毎回ネームで一回はブホッと笑ってしまいます!
そして人誑し&魔族誑しの力を持っているらしい(?)ヒーローの騎士ヴォルフは、普段は余裕の笑みでルチアに従っているのですが、急に翻弄する側に回ったり、余裕がゼロになってしまったりすることがあります。(※おもにラブシーンで)
そのときのヴォルフの表情がめちゃめちゃ尊いので、ぜひぜひ読者様にも共感していただけたら……と思います。
コミカライズでは、ネームや原稿を先に拝見させていただいておりますが、漫画本編だけではなく、単話版の扉絵をいつも楽しみにしています。
これから物語が後半戦に突入し、二人がハッピーな結末にたどり着けることを陰ながら応援しております~!
先生方、ありがとうございました!
みなさんぜひ単行本をチェックしてみてください♪
まとめ
一緒に過ごしていくうちにどんどん距離が縮まっているルチアとヴォルフ。
主従関係を築いているふたりの恋模様が気になってしまいますね♡
単行本1巻が発売されたばかりのため、すぐに最新話まで追いつけます。
本記事を読んで興味を抱いた方は、ぜひチェックしてみてください!
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