気がつくと触っていたり、頬擦りしたくなったり、顔を埋めてみたり……。そんなふうに好きで好きでたまらない体の部位はありますか?
今回ご紹介する『俺のおっぱい好きなんでしょ?』(円谷まる)のヒロインは筋肉……特に“雄っぱい”が大好き!
そしてヒーローは、自分のムキムキの胸筋を最大限有効活用してヒロインに迫る年下男子です。
そんな恋の攻防が楽しめる、本作の魅力に迫ります!
あらすじ・キャラクター
ヒロインのOL・遠野茜(とおのあかね)には、最近悩みがありました。
鍵を忘れたお隣の大学生・岡田遼馬(おかだりょうま)が、高確率で助けを求めてくるのです。
最初こそかわいそうに思って泊めていたら、次第に頻度が激増。いまでは週の半分は泊まりに来るようになってしまいました。
心を鬼にして断固拒否……が茜にはできません。なぜなら、岡田くんのむちむちの雄っぱい、滑らかに引き締まった広背筋、プリプリきゅっ!のお尻に夢中だから。
そう、茜は「死ぬときはこの筋肉に絞め殺されたい」と思うほど、筋肉大好き女なのです。
どうやら岡田くんも茜のフェチズムに気づいているよう。
ある日、酔っ払っている彼が茜の家に転がり込み、その胸筋で茜を抱きしめたところ、なんと彼女の理性がトリップ!
茜は意識を飛ばしたまま、岡田くんとなぜかお風呂場で“洗い合いっこ”することになり……。
わがままで、かわいくて、ちょっとSっ気もある年下男子と、ツッコミ気質のお姉さんOL。2人の恋の攻防が描かれていきます。
見どころポイント
岡田くんは茜もメロメロな筋肉をはじめ、方言や嫉妬深さなど「これでもか!」と魅力がてんこ盛りのヒーロー。また、本作はコメディとしても抜群の面白さを誇っています。
そんな本作の見どころポイントをご紹介します♪
自分の体でヒロインを誘惑する岡田くん
恋愛漫画において、「ヒロインとヒーロー、どっちが先に相手を好きになったか」は物語を構成する重要な要素のひとつ。
ヒロインがずっと片思いしていて、ようやくヒーローを振り向かせられた! というシチュエーションも美味しいですし、お互いほぼ同時に好きになり、両片思い状態が続くのも楽しいものです。
本作では、岡田くんが先に茜のことを好きになります。
2年前、青森から上京してきて津軽弁が全然通じないピンチのときに茜に助けてもらい、それから恋心を育んできました。
しかし岡田くんが大学生ということもあり、茜には「弟みたいなもの」という意識が強いようです。
そんな状況を変えようと、岡田くんは猛攻!
茜のウィークポイントであり、彼自身の強みでもある“美麗彫刻のような筋肉”をフルに活用します。時にその山脈級の胸筋で茜を抱きしめ、時に「俺と付き合えば…コレあげるよ?」とYシャツから胸をチラ見せする。
茜に自分と同棲するメリットを伝える際も、胸が強調されるタキシードや裸ウェイターのコスプレ姿で猛烈アピール。
タイトル通り、「俺のおっぱい好きなんでしょ?」とその筋肉でヒロインを誘惑するのです。
“禁肉”を決意した茜がその誘惑にどこまで耐えられたのか……それはぜひご自分の目で1巻をご確認ください(笑)。
筋肉だけじゃない、岡田くんの魅力!
岡田くんの魅力は、筋肉だけではないんです。
その抜群のスタイルを活かして大学生ながらモデル活動をしており、さらにドラマにも出演して俳優としても人気急上昇中。
芸能人としては「ミステリアスさが魅力」と言われている彼ですが、茜の前でだけは子犬のように純情そうな表情を見せるあざとさとかわいらしさを兼ね備えています。そのうえ、年上の茜を翻弄するSっ気も発揮。
青森出身の彼は、時折津軽弁が飛び出す方言男子でもあります。
「茜さん俺のこと大好きだべ!? んだのになしてセックスはダメなんだ!?」と津軽弁で問い詰めるシーンと、「ほらやっぱり 茜さん 俺の筋肉(こと)大好きじゃないですか」と茜に敬語で攻めるシーンのギャップに胸キュン!
さらにおすすめしたいのが、茜が会社の先輩(男)と電話しているシーン!
嫉妬から電話中の茜にエッチな悪さをし、「もう俺以外の男と喋らないで…」と無茶な要求をしてくるんです。
「俺に相談してよ」「もっと頼って」「その男と俺の何が違うの?」と必死で頼られたがる、年下男子のかわいらしさを感じます。
ヒロインのガチの顔芸がすごい!
岡田くんの魅力をたくさん語りましたが、本作のヒロイン・茜もキャラの強さで負けていません!
茜の“顔芸”は本当に見応えがあるんです。
一般的に、漫画のヒロインは喜怒哀楽のどんな表情でも美しかったりかわいかったり。
でも、本作のヒロイン・茜の表情はコメディに振り切っています。
見てください、この顔を……。これは岡田くんが遠慮する姿にキュンとする表情です。
さらにこのくっきりしたほうれい線!
これなんて、岡田くんから同棲したいと言われて断る顔です! 死相が見えてますよね(笑)。
でも、こんなやばい形相をさらす茜だからこそ、時折見せるキュートな表情がとてつもなく輝きます。
どんなにすごい顔芸を披露しても、岡田くんは年上の茜のことがかわいくて仕方ないようで、作中で何度も「かわいい」と伝えます。
それも納得のかわいさですよね!
まとめ
自分の魅力を有効に使い、猛攻を仕掛けるヒーローと、コメディ気質のヒロインのラブストーリー『俺のおっぱい好きなんでしょ?』。
茜のように筋肉が大好きな人は、岡田くんの筋肉が「これでもか!」と描かれた作品なので眼福ですし、何かにフェチズムを感じる人は茜の「好き」の気持ちに共感できるかもしれません。
1巻の最後では、同棲を検討中の2人に暗雲が立ち込め、続きが気になるラストになっています。
12月22日に単行本1巻が発売予定の本作。ぜひチェックしてみてくださいね!
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