メイクアップの力って、スゴイですよね!
「メイクは女の戦闘服」、とはよく言ったもの。
いつもよりちょっと大胆なことを言えたり、うまく眉毛を描けた日には仕事をするテンションが上がったり。
「メイクがスイッチになる」この感覚を全身全霊で「わかる…っ!」と頷く女性も多いのでは?
そんなあなたに今回ご紹介するのはみぶね先生が原作を手掛け、crow先生が漫画を担当したこちらの作品『あなたの恋する 嫌いなわたし』。
メイク姿とすっぴん姿で2役を演じることになってしまったモテモテ・メイク女子の恋を描いた大人のラブストーリーです。
メイクによってコンプレックスを克服した女性の前に、素の自分を愛してくれる男性が現れたら……?
さあ、さっそくストーリーをご紹介していきましょう!
あらすじ
主人公は朝比奈朔祈(あさひな さき)。
赤面体質かつ話すどきにどもってしまうことで、いじめられた経験がある彼女は、その外見や性格がコンプレックスとなっていましたが、親友のオネエ男子・速水円(はやみ つぶら)と一緒にメイクの腕を磨きまくった結果、男性にモテまくりのメイク美人に!
職場では周囲に男子社員が群がるほど華やかな存在となる一方で、女子社員たちからは心無い噂も立てられる朔祈でしたが、実はまだ誰とも付き合ったことがない未経験女子なのです。
そんな彼女が密かに想いを寄せているのは、同じ会社の上司である番匠(ばんしょう)部長。
自分のことを色眼鏡で見たりしない彼は、イケメンで社内でもモテモテです。
ある日の夜。家に帰ってメイクを落とし、本来の姿に戻った朔祈は、すっぴんのまま近所のコンビニに出かけました。
そこで声をかけてきたのは、なんと番匠部長!? さらに彼は突然「ずっと貴女を探してました。好きです」と朔祈に告白!?!?
しかしどうやら彼は告白した相手が「部下の朝比奈朔祈」だとは気づいてない様子……?
一方で、酔っぱらっていた朔祈は、あまりに予想外の出来事に彼からの告白は「夢」だと思い込み、あれよあれよという間にホテルで共に一夜を過ごすことに……!!
甘い夜から一転、翌朝酔いも覚めてすっかり我に返った朔祈は逃げるように帰宅しますが、部長の想い人が人違いではないかと考え、それを伝えて終わりにしようともう一度連絡を取ることにします。
ですがいざとなると人違いとは言い出せず、朔祈はとっさに名乗った「速水あさひ」として番匠部長とつき合うことに。
番匠部長は相変わらず会社の部下である朔祈があさひだということに気づく様子はありません。
オフの時間はすっぴんの「あさひ」、仕事時間はメイク美人の「朔祈」として、1人2役の生活を送ることになった朔祈。
果たしてこの不思議な関係はいったいどう発展してゆくのでしょうか──?
見どころポイント
それでは本作の見どころポイントを見て行きましょう!
ポイント1. ヒロイン・朔祈(さき)の本当の素顔
ヒロインの朔祈ですが、もともとの真面目な性格もあって仕事もかなりできる様子。なのに一部の女子社員からは「男に媚び売って手伝ってもらってる」などという根も葉もない噂をたてられています。
自分が嫌いだった地味っ娘時代にもイジメられ、お化粧マスターとなりキレイになった今でも陰で悪口を言われ……人生はなかなか厳しいものです。
でも朔祈が綺麗になりたいと思ったきっかけは、モテたいといった理由からではなく自分のことが嫌いだったから。
朔祈にとって「綺麗になる」ということは、誰かからちやほやされたり好かれたりするということよりも、「好きな自分になる」という意味合いの方が強いのです。
そう思うと昔から「自分軸」で物事を考えていた女の子だということが分かります。
自分を好きになるために、必死でメイクを研究してコンプレックスを克服しようとしてきたこともスゴイですし、仕事から帰宅してすっぴんになったオフタイムをしっかり楽しんでいる様子からも、「キレイであること」に必要以上に依存している様子もないのが素晴らしいです!!
番匠部長に告白されたときも朔祈はなんとすっぴんなだけでなくボサボサ髪のジャージ姿で部長とホテルにGO! してますし……(笑)
お化粧を落としてからの朔祈の方が、感情豊かでかわいいと思う人も多いはず!
そんな朔祈を好きになった部長、見る目ありますね♪
ポイント2. 一人で百人力! 親友の最高モテメンオネエ・えんちゃん!
朔祈の唯一の友達である速水円──通称「えんちゃん」。
お互い容姿でいじめられた経験から、ふたりでメイクの練習をし合った親友です。
その結果、朔祈はモテガール、えんちゃんは女の子に大人気のモテメンオネエに! いまやデパコス販売員売り上げナンバー1のデキる男です!
誰よりも朔祈の良さを理解し、ダメなことはダメと言ってくれますし、朔祈が悩んで決めたことはあまり応援できないと思っていても、尊重してくれる心強い存在!
えんちゃん1人いるだけで、そこらの友だち100人分といっても過言ではありません!
ですがえんちゃんも思うことが色々あるようで、口にはしないで気持ちを飲み込む場面がチラホラ……。
その真意は本編でご確認ください♡
ポイント3. スパダリ部長の超絶クーデレ!!
みんなのあこがれの的である番匠部長ですが、会社では超クール!
会社の行事以外の飲み会などには一切出席しませんし、誰のお土産も一切受け取りません。
とはいえツンツンしているというわけではなく物腰も柔らか。
陰口を言われていた朔祈をさりげなくフォローしてくれる気遣いはもちろん、お誘いの断り方も超スマート。
相手を嫌な気持ちにさせずに断る術を完全マスターしています。
仕事がうまく運ぶように全ての社員と同じ距離を保っているという上司の鑑! ザ・大人の男! その「クールさ」が最高にクールなんです!!
当然モテまくっていますが本人の自覚はゼロ、むしろ嫌われているのではとさえ思っています(笑)。
そんな番匠部長ですが、誰が想像したでしょうか? 彼がデレている姿を……!
実は彼、過去に大学生だった朔祈ととあるきっかけで出会って以来、彼女のことをずっと想って来たのでした。
ですから朔祈との再会以来、グイグイ来ますし、デレまくります!
まずは何と言っても素直♡ 「もう会えなくなったらどうしようかと思ってた(ニコッ)」とか、朔祈とのエッチなひとときに「…幸せ」とか!
番匠部長、“かわいい”が過ぎます!!
さらに会社では、朔祈と一緒にいると理性を保てない自分に悶々としながらも、彼女とのエッチなことに想像を巡らせるシーンも。
“あの”番匠部長がこんなにエロかったなんて……♡
これまでのクールな姿からは想像もつかないギャップの数々を惜しげもなく見せてくれます!! いっぱい話すし、いっぱい笑う番匠部長、甘々で最高です♡
両方の顔を知っている朔祈が「部長、好き~!!♡」となるのもヘッドバンキング並に頷けます。
こんなギャップ知っちゃったら、もう抗えませんよね、くぅ~っ、堪らん!!
まとめ
いかがでしたか?
タイトルにもあるように朔祈にとって「嫌いな私」を好きになってくれた番匠部長。
大好きな人が好きになってくれた自分なら、いつか好きになれる日もそう遠くはないのかもしれません。
『あなたの恋する 嫌いなわたし』は現在、TLコミック配信誌『ラブコフレ』でも配信中!
やがて訪れるであろう朔祈があさひだとわかる日まで、朔祈のハラハラドキドキを一緒に見守りましょう!
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