
© やまもり三香 / 講談社
皆さんが胸キュンする瞬間はどんなときですか?
イケメンや美女を見かけたとき。ふとした言動に優しさを感じたとき。
あるいは、普段とのギャップを見たとき……?
挙げればキリがないほど、胸キュンの瞬間は人それぞれ。
そんなときめきを、漫画の世界でたっぷり味わいたい方にぜひおすすめしたいのが、『うるわしの宵の月』(やまもり三香)です!
本作では「王子」と称されるヒロイン&ヒーローが織りなす恋物語を楽しめます。
でも、ヒロインなのに「王子」って、どういうこと!?
早速あらすじから、ご紹介していきます!
あらすじ
容姿端麗で振る舞いもスマートな滝口宵(たきぐち よい)は、お姫様というよりヒーローか王子のほうがしっくりくる女子高生。そんな魅力もあって、いつしか「王子」というあだ名が周囲に定着していました。
宵自身、好んでそう振る舞っているわけではありませんが、その立ち位置を受け入れながら日々を過ごしていたのです。
そんなある日、宵は偶然、同じ学校の先輩である市村琥珀(いちむら こはく)と出会います。
彼もまた周囲から「王子」と呼ばれている存在でした。
やがて、琥珀が宵に興味を持ち、ふたりは徐々に距離を縮めていき──!?
登場人物

© やまもり三香 / 講談社
滝口宵(たきぐち よい):高校1年生。高身長+親ゆずりの男顔といったビジュアルに加えて、声が低めなうえに言動がスマート。そのため、同性をトキめかせたり、男性に間違われたりすることが多い。

© やまもり三香 / 講談社
市村琥珀(いちむら こはく):高校2年生。「父親が大富豪」や「泣かせた女は優に3ケタ」など数々の噂がある。一見チャラいが、ときどき真剣な表情を見せることも。
ここに注目!
ここからは、本作でぜひ注目していただきたいポイントをご紹介していきます!
正統派王子:宵の変化
まずは主人公の宵について。
高身長に低めの声、さらに親ゆずりの男顔といった要素から、男性と間違われることが日常茶飯事の宵。

© やまもり三香 / 講談社
男顔とは言えど、宵から漂う美しさには惚れ惚れしてしまいます♡
この容姿に加え、運動会では転んだ女子を抱っこして走ったり、落としたハンカチをサッと拾ってあげたりと、そのスマートな振る舞いはまさに王子!
……ということで周囲から「王子」と呼ばれている宵ですが、普通にしているつもりの言動が「王子」みたいだと言われてしまう現状に、彼女自身は違和感を抱いていました。
そんなときに校内で出会ったのが、一つ年上で同じく「王子」と呼ばれる存在の琥珀です。

© やまもり三香 / 講談社
ふたりの出会いについては後に詳しく触れますが、初対面で琥珀は宵のことを「美しい男子」だと勘違いしてしまい、宵は琥珀に悪印象を抱いて終わるのでした(笑)。
そして同じ日の夜。
コンビニに出かけた宵は、偶然その場に居合わせた琥珀とともに迷惑な酔っ払い客を追い払おうとします。
ひと悶着あった末に、逆上した酔っ払いが琥珀に殴りかかろうとしたその瞬間――宵がとっさに間に入り、琥珀をかばったのです。

© やまもり三香 / 講談社
もう、ムーブが完璧に「王子」なんですよね!! かっこよすぎます!!
その後なりゆきで公園に行ったふたり。
宵が空手経験者であることを伝えると、「(さっきは)本当に王子に見えた」と感心したような、惚れ惚れしたような表情で言う琥珀。
そんな琥珀を見た宵は「周りが勝手に王子だとかヒーローだとか持ち上げてるだけで…」と、思わず本音を口にしてしまいます。
それを聞いた琥珀は「王子っぽい女の子がいたっていいでしょ」と一言。
さらに、いままで「お姫様扱い」をされたことがないという宵に“ヒロインの気分”を味わってもらうべく、なんとその場でお姫様抱っこをしはじめます。
「王子」と呼ばれ、いつも凛とした表情をしていた宵が、その瞬間――戸惑いと驚きと恥ずかしさで真っ赤に。

© やまもり三香 / 講談社
何でしょう……宵のこの「かっこいい」のに「かわいい」感じは!!
これがギャップ萌えか!と思わずにはいられません。
それは宵が、人生ではじめて異性から女の子扱いされた瞬間でもありました。
琥珀に女の子扱いされながら、「王子の宵」から「女の子の宵」が徐々に見えてくる……そう、これが本作でぜひ注目していただきたいポイントのひとつです!
異性に慣れていないが故に、琥珀に対する態度もまだまだ懐疑的な宵ですが、そんな彼女の変化をドキドキしながら見守っていきましょう♪
グイグイ系邪道王子?:琥珀の変化
続いては、もうひとりの「王子」と呼ばれる琥珀について。
端正な顔立ちで実家も太く、女子人気が絶えないことから「王子」と呼ばれている琥珀は、お姫様抱っこで初心な反応を見せた宵に、すっかり興味を惹かれてしまったよう。
翌日、校内で宵を見かけると「気になっている」と率直な気持ちを伝えます。

© やまもり三香 / 講談社
ドッキリなのではないかと疑う宵の様子をよそに「手始めに今日一緒に昼飯なんてどーすかね?」と提案。
さらに一緒にお昼を食べている最中には「かわいい」という発言まで!?
整った顔立ちで、しかも真剣な表情で次々とドキドキするようなことを言うんですから、もうズルいっ!!
一方の宵は、琥珀のグイグイっぷりにタジタジの様子……。

© やまもり三香 / 講談社
琥珀曰く、宵に抱いているのは「好き」ではなく「美しいものはずっと見ていたい」という感情とのこと。
しかし宵と関わっていくうちに、彼の心境にも変化が見られるように!

© やまもり三香 / 講談社
「好きとは違う」という発言を撤回し「けっこうやばいかも」と本音を明かします。
曖昧な表現ではありますが、宵に惹かれていることは明白です。
そんな琥珀は1巻の最後でなんと「付き合ってみる?」と、お試し交際の提案をします!
恋なのかどうかも、本気なのかどうかもわからない琥珀の言葉に、警戒心が解けきらない宵が出した答えとは――!?
ぜひ本編を読んでご確認ください♪
惹き込まれる名シーンの数々
さて最後に、本作を語るうえでどうしてもお伝えしたいポイントがあります。
それは臨場感あふれる美しいシーンの数々についてです。
例えば、ふたりが校内ではじめて出会う場面。
ぶつかった拍子に尻餅をついてしまった宵が視線を上げると、そこには宵を見る琥珀の姿が――。

© やまもり三香 / 講談社
そして琥珀は「あんためちゃくちゃ美しいな」と口にします。

© やまもり三香 / 講談社
くぅ~っ!! 宵が美しいのはもちろん、1コマ1コマ丁寧に描かれた臨場感あふれる描写に、思わず没入してしまいます!
その後続けざまに「――あれ?男?」と琥珀が発言してしまった結果、宵にとっては後味の悪い出会いとなってしまうわけですが(笑)。
ふたりが出会って、視線が交わって、琥珀が言葉を発して……。
その様子がとても丁寧に描かれていて、名シーンとなっているんです!
その他にも、お昼を一緒に食べるシーンとか、琥珀の家での一幕とか、保健室でのやりとりとか……。
思わずページをめくる手が止まってしまうような惹き込まれる場面が1巻だけでもたくさんあるので、毎話1シーン1シーンじ~っくり噛みしめながら読み進めていただきたいです!
最新巻をチェック

© やまもり三香 / 講談社
本作は講談社から刊行している女性向け漫画雑誌『デザート』にて連載中。
2025年11月現在、コミックスは9巻まで発売しています!
最新10巻は2026年1月13日に発売予定。どうぞお楽しみに♪
まとめ
“恋愛”というものに、まだちょっぴり不器用な宵と琥珀。
だけど読み進めていくうちに、ふたりが互いに惹かれ合っていく様子がじわじわと伝わってきます。
もどかしくて、愛おしくて、キュンが止まらないこの物語──。
これから先も、ますます盛り上がっていくこと間違いなし!
ぜひこれからのふたりの恋の行方を一緒に見届けてみてはいかがでしょうか?
▼関連リンク
