
©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
みなさんはひとりの時間をどうやって過ごしていますか?
時間を持て余してだらだらと過ごしたり、誰かのことを気にしてばかりだったりで、せっかくの自分だけの時間を勿体なく過ごしてはいないでしょうか。
ノンノンノン! そんなあなたはこの作品を読んでみて!!
今回ご紹介するのは「“ひとり時間”を謳歌する女子は最強!」「おひとり様最高!」と思わせてくれるそんな一作。
荒瀬ヤヒロ先生による「小説家になろう」発の人気小説を晴田巡先生がコミカライズし、『コミックシーモア年間ランキング2025』の少女マンガ編で第1位、『Renta!年間ランキング2025』の少女漫画総合年間ランキング13位を獲得した、話題のすれ違いラブコメディです。
ひとりの時間の有意義さに気づくことで、結婚が中心ではない自身の将来の選択肢が広がっていく──そんな、全女子にとって心強いバイブルとなってくれるであろう本作のストーリーからまずはどうぞ!
あらすじ
ニコル・ポートレットは貴族の子女ばかりが通う学園に在籍する伯爵令嬢。

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
彼女が暮らすこの国では伯爵以上の高位貴族は入学前にはすでに婚約が整っているのが当たり前なため、卒業間もなく結婚することがほとんどです。そのため、「学園にいる間にできるだけ婚約者との交流を重ねるべき」というのが常識になっているそうで、生徒の多くは休日を頻繁に婚約者とのお茶やデートに費やしているのだとか。
もちろんニコルも例外ではなく、すでに婚約者を持つ身です。婚約者の名前はケイオス。侯爵家の嫡男で騎士を目指す凛々しい青年です。
ところがこのケイオス、生徒会長でもある幼馴染の王女・キャロライン様と行動を共にすることが多い。自らも生徒会に属して日々キャロライン様を支え、「将来は騎士となって王女を守る」と公言するほど。
そんな彼ですから、学園の生徒たちが恋人や婚約者たちと過ごす時間、ニコルはいつもひとり。会えたとしてもケイオスの口から出てくるのはキャロライン様の話題ばかりです。

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
そういう出来事が積み重なったある日、ニコルの心は完全に壊れ、すべてがどうでもよくなったのでした。
そんな中、年に一度、恋人たちが連れ立って買い物に出かける行商がやってくるイベントが近づいてきました。ケイオスを誘うのが憂鬱なニコルでしたが、イベントには出掛けたい彼女はぽつりと呟きます。
「…一人で行こうかしら」

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
その途端、ニコルは「そうだ、別に一人で行ってもいいんだわ」と気づき──その日、ひとりで出掛けて存分に楽しんだニコルは“おひとり様”に目覚めたのでした。
一方でそんな彼女の心を知らないケイオス。“おひとり様思考”になったニコルの理解不能な言動に翻弄されて……。
ふたりの関係は、果たしてどうなるのでしょうか──!?
見どころポイント
それでは本作の見どころポイントを見ていきましょう!
ポイント1. “おひとり様”に目覚め、わが道を行くヒロイン・ニコル
まずオススメしたいのはなんと言っても本作のヒロイン・ニコルです。彼女は婚約者であるケイオスと良い関係を築こうと、精一杯努力してきました。しかし返ってくるのは、彼女の気持ちを顧みない無神経な言動ばかり。放置され続ける婚約者という立場に加え、「婚約者に見向きもされない令嬢」として周囲からの憐れみや心ない噂話にも、彼女はずっと耐えてきたのです。
そんな積み重ねの果てに、ニコルの中でぷつりと何かが切れます。
──もう全て、どうでもいい。
放置され続けたのなら、今度はこちらの放置ターンです!

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誰かに合わせる人生をやめ、“おひとり様”として自分の時間を楽しみ始めたニコルは、驚くほど生き生きと輝き出します。
ひとりご飯だって堂々と食べた方がおいしい!
気付けば以前は聞こえて来たひそひそ話も聞こえなくなり、日々は快適そのもの! 大好きな本を心ゆくまで読み、話題のお店に行きたい時に出かけ、異国の言語を学ぶ時間も手に入れ、ニコルは「自分の時間を自分のためだけに使える」という贅沢を存分に謳歌していきます。

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
この切り替えの爽快さこそが、本作最大のカタルシス。いつもハッピーにわが道を行くニコルの姿はとても魅力的です。
現実においても、自分の時間や世界をきちんと持って、自分の人生を楽しんでいる人は魅力的に映りますよね! そんな現実世界での真理を、ニコルは身をもって体現してくれています。
「ひとりの時間を楽しめる女性は最強」──そう私たちの背中を押してくれるヒロインです。
ポイント2. 婚約者としては崖っぷち!? 自業自得ヒーロー・ケイオス
そんなニコルの一方で、本作のヒーロー・ケイオスはというと……正直、序盤の印象はダメダメです。

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悪意があるわけではないようですが、その言動はとにかく無神経そのもの。婚約者がいるにもかかわらず、思春期男子ならではの気恥ずかしさからニコルとの交流を後回しにして、ニコルの気持ちにはまるで無頓着。それが原因でニコルを“おひとり様”に目覚めさせてしまうわけですが、実は本作、ニコルが「おひとり様に目覚める」という自立の物語であると同時に、「恋愛において未熟だった男の、目覚めの物語」でもあるのです!
ニコルの態度が変わったことで、やっと自分のやらかしに気づきはじめるケイオス。
「イベントには婚約者と一緒に行くのが普通」「卒業後に結婚するのが当たり前」……彼の中の常識や甘えを、ニコルが軽やかにぶち壊していくことで、彼はようやく自分の立ち位置の危うさを理解し始めます。しかもその立ち位置は風前の灯火……!

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とはいえ、ひたすら間違った方向へ突き進んでしまうポンコツさがケイオスの魅力。自業自得とはいえ、必死に挽回しようとする姿はどこか憎めません。ニコルがわが道を突き進むのを応援する一方で、ケイオスにも気づけば「がんばれ、崖っぷち婚約者……!」と応援したくなってしまう愛されキャラなのです。
さあ、ここからどう挽回するのか、はたまた挽回しないのか(笑)。ケイオスの奮闘が見ものです。

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ポイント3. ケイオスを独占する恋のライバル!? キャロライン王女
そして忘れてはならないのが、ケイオスが慕っている生徒会長・キャロライン様。ケイオスの幼馴染みであり、この学園の生徒会長にして、この国の王女でもあります。

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最初は誰もがこう思うはず。
「この人、絶対に恋のライバル……もしくは悪役ポジションでは?」と。
いくら幼馴染みだからと言って、婚約者のいるケイオスをいいように独り占めし、しかも卒業後すぐに隣国の王様のもとに輿入れが決まっているキャロライン様のことを、最初は「なんて悪い女なんだ!(プンスカ)」と思っていました。
ところが読み進めるうちに、キャロライン様に対する印象は、少しずつ、しかし確実に変わっていきます。
美貌と立場に甘えることなく仕事をこなし、なんならひょうきんな面も持ち合わせたおちゃめな人だったりして──!? し、失礼しました、キャロライン様……。

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
きっとあなたもキャロライン様が好きになるハズ!
このキャロライン様のイイ女評価急上昇の経緯は、ぜひ本編で確認してみてください!!
さらに途中から登場するロベリア嬢をはじめ、本作には第一印象だけでは測れない人物が何人も登場します。

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
人を見た目や立場、噂だけで判断してはいけない──そんなテーマが、さりげなく織り込まれているのも本作の魅力です♪
原作小説も絶賛発売中♪

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
本作は2025年8月に原作小説が書籍化されています!
イラストはコミカライズ同様、晴田巡先生が担当♪
書籍版でしか読めない書き下ろし新章や番外編も収録されているので、気になる人は是非チェックしてみてください!
PV動画もチェック!
現在『おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中!』は3巻の発売を記念してPVが制作され、一迅社が運営する【ichijinshaPV】にて公開されています♪
CVは山根綺さん&内田雄馬さんが担当! 作品の世界観を表すキュートな動画となっているので、こちらも是非チェックしてみてくださいね♪
最新巻もチェック!

©晴田巡・荒瀬ヤヒロ/一迅社
『おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中!』は現在第3巻までが発売中!
ニコルとケイオスの関係の行方が、ますます気になるところです。
まとめ
いかがでしたか?
誰かに選ばれることよりも、まず自分を大切にすること。
ひとりの時間を楽しめるようになったとき、関係性は自然と変わり始める──そんな大切なことをユーモアで教えてくれる本作。
ニコルの姿は、この現実世界を生きる私たち読者にとって、心強いロールモデルになるはずです。
すれ違い続ける2人の恋を、笑顔でぜひ見守ってください。
合言葉は「“おひとり様”、最高!」で♪
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