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『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』岡舘いまり先生インタビュー! “特別じゃない日々”に愛が溢れるウブかわラブストーリーの誕生秘話

TL漫画インタビュー
『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』特典などの写真

同じ会社に勤める先輩女子と後輩くんの等身大の恋愛を描いた『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』

読者からは「ふたりとも可愛すぎる♡」「キュンキュンする!」とコメントが続出!

そこで今回Qunnでは、今話題沸騰の本作の作者、岡舘いまり先生にインタビューを実施。その誕生秘話と岡舘先生こだわりの注目ポイントに迫りました! まずはあらすじからご紹介します!

あらすじ

彼氏いない歴7年、27歳になる江波ゆき(えなみ ゆき)に、ついに春がやって来ました!

キスをしている真白とゆき
引用元:『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』
© 岡舘いまり / ぶんか社

相手は、ゆきが教育係として指導した後輩の佐藤君こと佐藤真白(さとう ましろ)。可愛くてイケメンな佐藤君から告白され始まったお付き合いに日々ときめくゆきでしたが、付き合って1か月、紳士的な佐藤君はなかなか手を出してくれません。

「本当はもうちょっとえっちなことがシたい…!」とじれったい気持ちを抱えているゆきでしたが、それからさらに2か月が経過──。

2か月経つも進展がないふたり
引用元:『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』
© 岡舘いまり / ぶんか社

まだキスどまりのふたりはある日の会社帰りに土砂降りに遭い、雨宿りに駆け込んだ先は、なんとラブホテル!?

千載一遇のチャンス(!?)にドキドキを隠せないふたり。関係はどう進展するのでしょうか──!?

本作の見どころをレビュー記事で詳しくご紹介しています。こちらもぜひチェックしてください!

▼本作のレビュー記事はコチラ

岡舘いまり先生インタビュー

最初は読み切りの企画だったんです

『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』1巻の表紙
引用元:『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』
© 岡舘いまり / ぶんか社

岡館いまり先生(以下、岡舘) 元々はイラスト制作会社でデザイナーをしていたのですが、もっと漫画を描きたいという想いから会社を辞めて本格的に漫画家を目指すことにしました。そんなタイミングで現在の担当編集者さんからTL漫画のお仕事のお話をいただいたんです。「読み切りでも大歓迎!」と仰っていただいたので、これを機にTL漫画も描いてみたいと思ったのがきっかけですね。

岡舘 物心ついたころから家や学校にあった漫画をジャンル問わず読み漁っていて、自分でも趣味で描いたりしていました。ですが、本作までTL漫画を描いたことはほぼありませんでした。

元々男性キャラをメインに描いていたのですが、だんだんと照れている男性や、女性にグイグイ押されている男性も見たい! 描きたい! と思うようになりました。とはいえ、最初は男女が絡むイラストを描く程度でした。

岡舘 はい。最初はその予定だったんですが、描いている期間中はとてもとても楽しくて……。ヒロインのゆきさんとヒーローの真白君が愛おしすぎて、ずっと描いていたいなと思っていました。

ゆきにキスをする真白
引用元:『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』
© 岡舘いまり / ぶんか社

もう、愛が溢れすぎて「どうしよう、これは読み切りじゃ収まらない……」と思って、気づいたら担当さんに「続編を描きたいです!」と打診していました(笑)。

運良く「連載として描いていいよ」と仰っていただけたので、本当に編集部のみなさまには感謝してもしきれません(涙)。
それからはTLの奥深さにずぶずぶハマっていき、今に至ります(笑)。

岡舘 特にきっかけなどはありませんでしたが、まず最初に「私がTLを描くなら……」と思い浮かべた好みが「年下モノ」でした。そこからヒロインは「教育係の先輩」にしたいなと思いました。
実は「紳士」や「ムッツリ」は担当さんが原稿を見てつけてくださったパワーワードなので、自分では最初は意識していませんでした(笑)。

岡舘 もちろん反映されています!! 「ヒロインに照れちゃうヒーロー」が好きなので、本作も企画を作る際にヒロインによってヒーローが可愛くなる話が描きたいと意気込みました。また逆の「ヒーローに照れちゃうヒロイン」も同じように好きなので、ゆきさんのヒーローである真白君のかっこいい姿にも注力しています。

もう寂しくなんてさせません
引用元:『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』
© 岡舘いまり / ぶんか社

岡舘 ゆきさんは自分がお姫様扱いをされることに慣れておらず、真白君の紳士な行動にあわあわしちゃう様子がとても可愛いので、ぜひ注目していただければと思います。

小道具や場所を意識することで宿るリアリティと生まれるシンパシー

岡舘 まずは当初、読み切りの予定だったので、登場人物の名前もキャラクターの持つイメージに合うことはもちろん、短時間でスッと頭に入るような覚えやすい語呂の名前にしました。

ゆきさんと真白君はピュアで可愛らしいキャラでもあるのですが、それだけではなくしっかりとした「大人な魅力」も感じられるよう、特にHシーンは構図や真白君のかっこよさの魅せ方に力を入れています!

最初にどういう方向性、世界観で魅せたいかをきっちり決めてからラブシーンを描いているのですが、「オフィス」で「ラブ」をする場合は、その世界観やキャラに合わせ、特に「どこで」どうするか、を色々考えます(笑)。

岡舘 あとはふたりの魅力が自然なものになるように気をつけています。そのために、「ゆきさんや真白君が実際に生活していたら…」というふたりの生活感・日常を意識しました。こういう服を着ているだろうな、とか、こんな時間の過ごし方をしてるはず……とか、ふたりの小物周りにも何気ない私生活が表れるように意識しました。

たとえば、作中で真白君がお風呂でのぼせた後にゆきさんに扇いでもらうシーンがあるのですが、同棲をはじめて数か月のふたりの家にはうちわがないため、取り急ぎ机に置いてある町の情報誌をうちわ代わりにして真白君に風を送るシーンなどがそうです。

真白を情報誌で扇ぐゆき
引用元:『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』
© 岡舘いまり / ぶんか社

うちわを持たせて絵的な美しい場面として魅せることも可能ですが、そうではなく、あくまでもふたりのラブが日常茶飯事として活きるように工夫しました。また、2月15日に配信が始まった特別編ではゆきさんがナイトブラをつけていたりするのもそのひとつです。今作は二人の日常的な世界を重視したかったので、エッチな雰囲気にも日常的なシーンや流れにこだわりました。

岡舘 この度は貴重なご機会をいただきありがとうございます!
タイトルがタイトルなので、本作が多くの人の目に触れて読者様からは「真白君が可愛すぎる」と反応をいただいてとにかくホッとしました(笑)。

先ほど少し触れましたが、単行本のほかに、2月15日には本作の特別編を配信しました。
お付き合い初めの頃を今度は真白君側の視点で描いていて、よりふたりの何気ない日常の中での「えっちな××」を描いたので、ぜひ楽しんでもらえると嬉しいです!

担当編集 タイトルの通り、“可愛い”真白君も、“可愛いだけじゃ終わらない”真白君も堪能することができる本作。ピュアなふたりのリアルで初々しいやりとりから、大胆なエッチシーンまでたっぷり詰まっており、ティーンズラブに慣れ親しんでいる方も触れたことのない方も楽しめる作品になっております。

コミックスには、ここでしか読むことのできない「6話から数年後を描いた特典漫画」や、カバー裏を描き下ろしていただいたのに加え、今月には特別編(第7話)も配信いたしました。ぜひ、これからも岡舘先生の描く「可愛すぎるいちゃ甘ラブ」を楽しんでいただけましたら幸いです。

ライター後記

読者が知らず知らずのうちにゆきさんや真白君に感情移入してしまい、一緒にキュンキュンしたり、照れてしまうという本作の魅力の秘密を、ちょっとだけ垣間見ることができた気がします。

とても楽しんで制作されたことが伝わるだけでなく、岡舘先生による主人公ふたりへの愛が深く感じられるインタビューとなりました! 岡舘先生、ありがとうございました!!

『可愛すぎる後輩、実はめちゃくちゃ××でした。』の特別編となる第7話は、なんと真白君目線で付き合いはじめのふたりが見られちゃうので、要チェックです。

先行配信はコミックシーモアより、2024/02/15(木)から開始! 全書店配信は2024/04/18(木)からです。

さらに、なんとなんと! 第2部の制作が決定~!! おめでとうございます!!

ふたりのラブがパワーアップして戻ってくるのを楽しみに、まずは特別編をチェックしてみてくださいね♡

サイン本プレゼントキャンペーン情報(終了済み)

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抽選で3名様に岡舘いまり先生直筆サイン本をプレゼント。

締切は3月17日、応募方法はQunnのXアカウント(@Qunn_jp)で情報をチェックしてみてください!!

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