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『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』幼なじみ同士のピュアで独占欲全開な恋模様

TL漫画レビュー
『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』1巻
引用元:『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』
© カトウロカ / 祥伝社

ヒロインを好きすぎて、手に入れるチャンスをずーっと狙ってる“腹黒男子”が好きな人ー!

『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』(カトウロカ)に、理想の腹黒男子がいますよー!!

というわけで、幼なじみ同士のピュアで独占欲全開な恋模様を描いた本作の魅力をたっぷりご紹介します♪

あらすじ

大学生の高森ひな(たかもり ひな)神山奏多(かみやま かなた)は、家が隣同士の幼なじみ。

幼少期からモテすぎて受難続きだった奏多は、ひなの提案でマスクを着用したところ、状況が改善。国宝級のルックスを隠すことで、穏やかな生活を送れるようになりました。

しかし中学生になっても外でマスクを外さず、「俺は ひなちゃんだけがいればいい」と言う奏多を見て、ひなは自分のアドバイスのせいで彼が女性不信になってしまったと責任を感じるように。大学生になり、今度はマスクを外す提案をしたところ、奏多は怒ったような真剣な表情で「ずっと好きだった。俺はひなちゃん以外いらない」と押し倒してきて……。

登場人物

高森ひな
引用元:『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』
© カトウロカ / アイプロダクション

高森ひな(たかもり ひな):感情が表に出やすく素直な性格。奏多からの長年の恋愛感情に気づかない鈍感な面も。

神山奏多
引用元:『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』
© カトウロカ / アイプロダクション

神山奏多(かみやま かなた):ひなに一目惚れし、14年も片思いしていた。国宝級のイケメンで女難が続くため、マスクで顔を隠している。

見どころポイント

本作の見どころは、奏多のひなに対する愛です。

14年も片思いしていた男子の愛の重さは伊達じゃない!

ここでは「愛が重くて最高!」と感じるポイントをご紹介します。

マスクすらも彼女を縛る手段! 腹黒策士な奏多

『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』というタイトルにも登場しますが、マスクは本作のキーアイテム

モテすぎて女子に追いかけ回されていた幼少期の奏多は、ひなのアドバイスによりマスクで顔を隠すようになりました。これが意外と功を奏し、露骨な愛情表現をする女子が減少。

幼少期のひなと奏多。ひなのアドバイスから、マスクをつけて顔を隠すことに。
引用元:『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』
© カトウロカ / アイプロダクション

しかしひなは、自分が奏多から女子を遠ざけたせいで彼が女性不信になってしまったのではとずっと気を揉んでいました。

大学に入ってからもマスクを外さない奏多。それを見て「マスクがないほうが世界が広がるかも」「いい出会いもあるかも」と再提案しました。

すると、奏多はひなが責任を感じていることに気づいていたと明かします。

自分の思いを明かす奏多。
引用元:『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』
© カトウロカ / アイプロダクション

マスクを外さなかった理由は「つけているかぎり俺から離れないでいてくれる」「俺のことだけ考えてくれる」から。

どんな手を使っても、自分にひなの意識を引きつけておきたいという愛の重さ!

「え!? マスクはひなを縛る手段ってこと……!?」と、策士な奏多にかなり萌えました。

「かわいい」を連呼! 言葉を尽くしまくる奏多

「愛が重くて最高!」と感じる2つ目のポイントは、言葉を尽くして気持ちを伝えるところです。

奏多はひなに対してことあるごとに、

「信じてくれる素直なところが好き」

「笑顔が可愛い」

「髪の毛ちょっとくせっ毛なのも好き」

「ドジなとこも可愛くてほっとけない」

と自分の気持ちを言葉にして、ひなを安心させたり恥ずかしがらせたり。

愛が溢れ出てしまう奏多。
引用元:『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』
© カトウロカ / アイプロダクション

ほかの人には無口なのに、ひなだけには積極的に自分から話し、素直に気持ちを伝え、微笑む。

ひなのことがかわいくて仕方がないんだろうなあ、と読者にもヒシヒシと伝わってきます。

隙あらば世話したい! 過保護な奏多

突然ですが、自分の食べものの好みを把握してくれる人ってすごく貴重じゃないですか?

相手の好きな味、嫌いな味、食べられないもの……。そういう、誰かの食の嗜好を把握しているのは、その人に興味があるからにほかなりません。

そこにすごく愛を感じるのですが、奏多はひなの好みをたぶん完全に把握しています(笑)。

ふたりでアイスを食べているとき、「自分の頼んだアイスがひなの好みの味だから」と彼女にアイスを渡しているんですね。これは憶測ですが、たぶん奏多はもともと自分用のアイスに「ひなの好きなフレーバー」を選んでいるんだと思います(笑)。

アイスを交換するシーン。
引用元:『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』
© カトウロカ / アイプロダクション

会話をしながらのサラッとした一コマなのですが、すごく素敵なシーンでした。

別のシーンでも、奏多はひなにいちごを食べさせたり、彼女のためにカレーのおかわりをよそったり。

まるで餌付けのように、ひなの世話を焼く奏多。

ここでは食にまつわる過保護エピソードを紹介しましたが、ほかでも随所に過保護な奏多が見られます!

好きな子のお世話がしたい!と保護欲全開の奏多をぜひチェックしてみてください♪

まとめ

『マスクを取った奏多くんはえっちで溺愛で、ちょっと腹黒い。』はタイトル通り、国宝級イケメンの溺愛と腹黒さ、何より一途な重い愛が堪能できる作品です。

現在2巻まで発売中!

2巻では無事に恋人になったふたりに、嫉妬や独占欲といった気持ちが芽生えていきます。奏多がマスクを外す機会も増えていくので、奏多のご尊顔にメロメロになってしまった方に特にオススメです(笑)。

もっともっと奏多の愛が重くなっていきそうな本作、期待せずにはいられません!

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