『オペラ座の怪人』に『美少女戦士セーラームーン』。
このふたつの作品に登場する男性キャラクターの共通点といえば何でしょう?
……そう、仮面です!
ということで今回ご紹介するTL漫画『離縁されました。再婚しました。 仮面侯爵の初恋 上巻』は、仮面ヒーローが登場するラブロマンス♪
ストーリー展開が面白く、上下巻で完結しているので最後まで一気に読めちゃいます!
仮面の下に隠れた素顔は美形か否か……!? 答えは後ほど♡
さっそく本作の魅力に迫ります♪
あらすじ
男爵家令嬢であるヒロインのクロエは、3年連れ添った夫に離縁を言い渡されます。
理由は子どもができなかったから。3年間一度も身体を重ねていないので当然なのですが……。
実家に戻り修道院行きを覚悟したクロエの元にある日、再婚話が舞い込んできます。
彼女に求婚してきたのは、グラス侯爵家の当主ロラン・ドゥ・グラス――常に仮面を被っており、彼が過去に娶った妻は3人とも死別や行方不明という運命を辿っていることから、『妻殺し』の二つ名を持つ人物です。
「まだ死にたくはない」と必死に求婚を拒否するも空しく、父に言われるがままロランの元へ嫁ぐことになったクロエ。
怯えながら彼の屋敷へと向かった彼女を待っていたのは――歓迎ムードの使用人たち!?
そして怖いと思っていたロランはなんだか溺愛モードで!?
クロエの二度目の結婚生活がいま、はじまります!
物語の見どころ
元夫には不妊という烙印を押され、父親にもひどい扱いを受けてきたクロエ。
そんな彼女を温かく迎えたロランと使用人たちとの生活によって、彼女を取り巻く環境はがらりと変化します。
ここからは、注目してほしい3人のキャラクターに焦点を当てながら、物語の流れに沿って本作の見どころをご紹介します♪
溺愛がすぎる仮面侯爵・ロラン
まず本作で注目してほしい人物1人目は、何といってもヒーローのロラン!
気品あふれる言葉と行動で、とにかくクロエをかわいがりまくる溺愛っぷりがすごいんです!
初夜こそ彼女の元夫に嫉妬し処女であるクロエ相手に暴走してしまった彼ですが、それ以降「君がいいと言うまで二度と君には手を出さない」と約束し、紳士的な態度を貫きます。
たとえ身体を重ねなくても常に激甘なロランは、「君はきれいだ」とか「私はいつだって君と一緒にいたいのに」とか、甘い言葉をクロエに囁きます。
さらにはケーキを「あ~ん」して食べさせたり、ただいまのハグやキスをしたり、膝上ハグまでしちゃったり!
そしてそのすべてから漂う品格……まるで絵本から出てきたかのような「王子様」っぽさがとにかく最っ高なんです!!
『妻殺し』の異名を持つロランに当初良い印象を抱いていなかったクロエですが、今までに体験したことがないくらいの愛を注いでくれる彼に惹かれないわけがなく……♡
「おやおやこれは、ご褒美タイムかな?」と思ってしまうほど、読者目線でふたりの甘々な様子を堪能することができますよ♪
そんなふたりのラブラブっぷりに満足しすぎて忘れてしまいがちですが、ロランは仮面ヒーロー。
例え愛するクロエの前であっても素顔を見せることはありません。
……いえ、むしろ仮面をつけていてこの色気!
仮面を取ったら一体どうなってしまうのでしょうか!?
みなさん……気になりますよね、彼の素顔。
それでは少しだけ、お見せしましょう!
こちらは落馬した際に仮面が取れてしまい、クロエが初めてロランの素顔を見たシーン。
安心してください、イケメンです!!
彼が顔を隠している理由は上巻の中盤で彼の素性とともに明らかになりますので、お楽しみに♪
美しくて勇ましい辺境令嬢・マルグリット
続いて注目してほしいのは上巻中盤で登場するキーパーソン、ヴァール辺境伯令嬢のマルグリットです。
2カ月ほど幸せな結婚生活を送ったロランとクロエはある日、国王からのお達しで、宮廷舞踏会に出席することになります。
そしてそこでふたりが出会ったのが、王太子の婚約者でもあるマルグリットです。
まず見てください! 彼女のこの容姿を!!
息を呑むほどの美しさとは、まさにこのこと……「月の女神のような美しさ」とクロエが形容するのも納得です!
そんな絶世の美貌を持つ彼女ですが、なんと初登場わずか数ページで王太子から婚約解消を言い渡されます。
「お前との婚約は今この場をもって解消する!」とまで言われたマルグリットは、傷ついた表情を見せ……るかと思いきや、ノーダメージ!?
それどころか「今この瞬間から他人ですので あなた様の尻ぬぐいはいたしません」とピシャリ!
そう、彼女めちゃくちゃかっこいい令嬢なんです!!
その後改めて設けられた婚約解消についての話し合いの場では、もちまえの強気で“わけあって”その場に参席したロランと白熱した議論を繰り広げます。
美しさと芯の強さを兼ね備えた彼女の虜になる読者は、間違いなく多いはず!!
ヒロインのライバルになり得るであろうポジションで登場したマルグリットですが、嫌な雰囲気が一切なく、むしろクロエを助けてくれそうな頼もしい気配すらあります。
彼女の今後の活躍に期待大……むしろ絶対活躍して欲しい!とまで思わせる、素敵なキャラクターです♡
幸せを知り、強くなったヒロイン・クロエ
さて、3人目の注目キャラクターは、お待たせしましたヒロインのクロエ!
上巻の終盤では、しばらく家を離れ王宮に滞在することになったロランから「離婚してくれ」という内容の手紙がクロエの元に届きます。
真相を確かめるべく王宮に向かったクロエは、手紙の黒幕である王太后と対面。
ロランと離縁するよう迫る王太后に「ロラン様から直接言われない限りは承知しません」ときっぱり断り、自身にとってロランがどれだけ大切な存在なのかを堂々と伝えるのでした。
物語の冒頭では元夫に言われるがまま離縁を受け入れ、父親に指図されるがまま修道院に行こうとしていたクロエが、権力に屈することなくこんなにはっきりと自分の意思を伝えるなんて……!
彼女の変化が見られるとても素敵なシーンです♡
しかし感動している暇はありません!
クロエは今、敵地にひとり。
助けてくれる人は周りにないんです。
離縁を受け入れないクロエを捕まえようと、王太后たちが迫ります。
このピンチから逃れるべくクロエが取った行動とは――!?
王太后も、読者もびっくり!なクロエの選択は、ぜひ漫画でご確認ください♪
さらにその後、追われるクロエを助けてくれる人物たちが現れて!?
息もつかせぬ展開に目が離せません!
ノベル版もチェック
実はこちらの作品、ガブリエラブックスより原作ノベルが2巻まで発売中♪
イラストはすずくらはる先生が担当されています。
気になる方はぜひ、チェックしてみてください!
まとめ
いかがでしたか?
TL漫画として溺愛要素も楽しめるけれど、ストーリーも面白い本作。
次巻ではさらに怒涛の展開が待っています!!
クロエとロランの“出会い”についても明かされますよ♪
すでに上下巻セットで発売していますので、ふたりの物語をぜひ、最後まで追いかけてみてくださいね♡
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