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『漫画家とヤクザ』カラダの関係から始まるゆるふわエロラブコメ

TL漫画レビュー
『漫画家とヤクザ』1巻
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

累計70万部越えの大人気TL「漫画家とヤクザ」(コダ)をご存知ですか?

2015年からラブコフレで連載され、全5巻で完結。

小冊子付きの特装版や、番外編・後日談などを収録したスペシャルコミックスなども発売され、TLジャンルでスマッシュヒットを飛ばした作品です。

今回はその「漫画家とヤクザ」の魅力に迫ります♪

あらすじ

地味なマンガ家・木嶋累(きじま るい)のもとに、突然ガタイのいい強面ヤクザが現れました。

本作の主人公・木嶋累。
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

彼の名前は吾妻啓吾(あづま けいご)

いつぞや、累は勢いに押されて同級生・八代の借金の連帯保証人になってしまっていました。案の定、八代は600万円を踏み倒して雲隠れ。吾妻はその回収に来たのです。

ヤクザの吾妻啓吾。
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

すぐには全額を用意できない累ですが、マンガの仕事を増やせば返せるかもしれない。

少し待ってほしいというお願いに、吾妻は「返済 待ってやってもいいぜ」「セックスさせてくれたらな」と詰め寄ってきました。

累は処女でしたが、その条件を承諾。荒々しい見た目の吾妻にひどくされると思いきや、意外に優しく接してきて……。ハラハラドキドキのエロラブコメディが展開されます。

見どころポイント

本作の見どころは、TLジャンルで異色のカップル・累と吾妻です!

カラダの関係から始まったふたりが織りなす、独特のゆるふわ感がクセになる……。そんな本作の魅力を紹介します!

累と吾妻、TLジャンルで異色なふたり

累はいきなり600万円もの借金を負わされてしまったマンガ家。同級生の八代に仕事を妨害されて仕方なく連帯保証人のサインをしてしまったのですが、「サインしたのは自分のミスなんで」と全額自分で払うことを決意します。

そして返済の融通を利かせてもらうため、吾妻とカラダの関係を持つことに。1度きりではなく、ほぼ毎日吾妻がセックスのためにやってきます。

この状況、普通のキャラクターだったら悲観的になると思います。悲劇のヒロインです。

でも累は意外とあっけらかんとしています(笑)。

なんなら吾妻とセックス(=運動)をしたことによって寝不足が解消され、なおかつお弁当を差し入れてくれるので以前よりだいぶ健康に。

健康になって仕事もはかどっている累。
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

この淡々としたところが、本作独特のゆるふわ感を生んでいるのです。

さらに吾妻もかなり変わったヒーロー

累のもとに借金の回収にやってきたのも、「おっぱいでかかったら一発ハメるつもりだから」と趣味と実益を兼ねた行動でした。

ほかの女性にも同様のことをしており、実際に累と関係を持った後もほかの女性と性交しています。

清々しいほどのクズ行動(笑)!

ただ、それなのに愛嬌があると思わせてしまうのが彼の不思議なところ。

初体験の累の頭を撫でて褒めたり、キスをして甘やかしたりと包容力を見せてくるあたり、どうしても憎めません。

累に頭をぐりぐりと擦り付ける動作も大型犬っぽくて調子が狂います(笑)。

機嫌良く頭を擦り付ける吾妻。
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

「借金のカタにカラダの関係を要求される」という設定は全然コメディではないのに、このふたりのおかげで気軽に読めるコメディに仕上がっているのです♪

累の初な仕草にぞわぞわする吾妻がいい!

累は「ガリガリ」と言われるほど細く、胸のサイズはかなりささやか。

そして自他ともに認める地味顔です。

吾妻は累との初対面では「乳ねーな」「はずれかー」と思っており、彼の好みからは外れている模様。

それなのにどんどん彼女にハマっている様子が見て取れるんです!

ぜひ注目してほしいのが、Hシーンに登場する「ぞわ」というオノマトペ

コメディチックな会話から一転、ディープキスをして累が頬を赤らめている様子や、挿入した後の苦しそうな表情に「ぞわわ」と興奮する吾妻。

「ぞわわ」と興奮する吾妻。
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

その後もたびたび累を見たり思い出したりしてぞわぞわし、感情を揺さぶられます。

それが恋の深みにハマっていっている描写だと読者にははっきりわかるのですが、本人は無自覚なところがまたじれじれして面白い!

吾妻の「ぞわぞわ」をチェックしてみてください♪

だんだんと距離感が縮まっていくふたりに胸キュン

カラダの関係から始まったふたり。

吾妻は性欲解消、累は返済の融通が目的で、最初は恋愛とは程遠い仲でした。

しかしHをしたり、食事をしたり、話し合ったりしてともに過ごすうちに、お互いへの気持ちに変化が。

お弁当を差し入れする吾妻。
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

吾妻は累が編集担当に微笑んだことで嫉妬をし、八代と彼女の関係を邪推して悶々とし、借金が返済されて累とのつながりがなくなってしまうことにモヤモヤするようになります。

累も同じで、望んで始まった関係ではありませんでしたが吾妻と離れがたく感じるように。

経験人数は多いものの自分の恋心に鈍感な吾妻と、めんどくさがって恋愛をしてこなかった累。

恋愛下手なふたりがお互いを好きになっていく過程がしっかりと描かれていて、本作はラブストーリーとしてすっごく魅力的なんです。

読者としては無自覚なふたりに対して「それは独占欲だよ!」とか「それが好きって気持ちだよ!! 自覚して!」とか教えたくなるもどかしさを抱えつつ、ページを夢中でめくることになります(笑)。

累と八代の関係を邪推し詰め寄る。
引用元:『漫画家とヤクザ』© コダ / ブライト出版

それも恋愛マンガを読む醍醐味ですよね!

まとめ

タイトル通り、マンガ家とヤクザのもどかしくも軽快な恋のやりとりを描いた本作。

単行本には描き下ろしも多数収録されており、胸がキュンとなるエピソードは必見です。

すでに完結しているため、一気読みがおすすめ。ぜひ単行本でお楽しみください♪

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