憧れの二次元の推しのそっくりさんが、もし目の前に現れたら?
今回ご紹介する『噂の不能公爵が、実は絶倫でした。 婚約したら一晩中溺愛だなんて聞いていません!』は、二次元オタクの箱入りお嬢様が、リアルな恋や性に目覚めてゆくラブ・ファンタジー。
可愛くて笑っちゃう恋の手ほどきを、さあみなさん、ご一緒に♡
『噂の不能公爵が、実は絶倫でした。 婚約したら一晩中溺愛だなんて聞いていません!』ってどんなお話?
今回ご紹介するのは『噂の不能公爵が、実は絶倫でした。 婚約したら一晩中溺愛だなんて聞いていません!』。
nori.先生のシナリオを原作に、梨壱先生の手によるコミック化が実現しました! (キャラクター原案は逆月酒乱先生!)
TL好きのみなさんなら共感される方も多いことでしょう、二次元の『推し』♡
もし私たちの現実世界に、理想の『推し』が抜け出てきたような人が現れたら!? その人が、自分の結婚相手だったら……?
想像しただけで、天国すぎるっ……!!
本作はそんなオタク女子が歓喜する物語♡
さっそくストーリーを紹介していきましょう!
主人公はロッサ侯爵家の令嬢、レティシア。
読書が大好きな彼女は人づきあいもなく、男性が苦手です。
ですが、愛読している冒険小説『ロレンシア戦記』の登場人物である仮面の騎士・オスヴァルトには“ぞっこんLOVE”。
まさに『推し』に恋する“二次元オタク女子”!
しかし楽しみにしていた新刊でその『推し』が死んでしまい、大ショック!
失意のレティシアに呆れる父親は、彼女より7歳年上の公爵との婚約を勝手に決め、逆らうことも叶わない彼女を婚約相手であるジークハルト・ヴェルクの家へと追いやるのでした。
唯一の味方であるレティシア専属の付き人メルが仕入れた噂によると、ジークハルト侯爵はこれまでに幾度となく婚約解消をしてきた様子。
その理由が「『不能』だからなのでは」と聞きつけてきたものの、これまでに経験のないふたりには『不能』とは一体なんのことやら分かりません(笑)。
不安な気持ちのままジークハルトの元を訪れたレティシアでしたが、目の前に現れたのは死んだはずの『推し』キャラ、オスヴァルトにそっくりな、仮面を着けたジークハルトだったのです!!
婚約者が『推し』にそっくりというあまりにも幸せな偶然に、婚約への不満や悲しみどころではなくなったレティシアは、それから1週間、ぶっきらぼうなジークハルトとなぜかぎこちない使用人たちに、なんとか打ち解けようと奮闘します。
そんな中で、実は使用人たちは救済院から雇用した身寄りのない者たちで、その仮面姿ゆえに人々から恐れられているジークハルトの幸せを心から祈っていることを知り、ジークハルトの真の人柄に気づかされるのでした。
時間が経つほどにジークハルトのことを知りたいと思うようになるレティシア。
彼女の唯一の味方である付き人のメルは『夜の生活』を勧めるのですが、経験ゼロのメルとレティシアが導き出した『夜の生活』とは──!?
未知の『夜の生活』に翻弄されながらも夫婦になっていく“天然箱入りオタク女子”と“ツンデレ仮面侯爵”の関係は、どう変化していくのでしょうか!?
見どころポイント
さて、ここで本作のおすすめポイントをご紹介したいと思います!
ポイント1. 箱入りオタク嬢・レティシアのど天然っぷり!
人づきあいが苦手な侯爵家の箱入り娘であるレティシア。
純粋さと天然さで純度100%と言っても過言ではない彼女は、衝撃の発言や行動で畳みかけるようにジークハルトを驚愕させます。
「『夜の生活』をしようと思って参りました!」と大声で夜中にジークハルトの部屋を突撃訪問したり、変態おじさんよろしく、ガウンをガバッとはだけて「好きにしてくださいっ!」とスッケスケの悩殺下着姿を披露したりするレティシア。
ジークハルトの大切な”アレ”がレティシアの身体に当たっているときも、とりあえずギュッと握ってみたり……(笑)。
いくら何も知らないとはいえ、大胆すぎませんか!?
それだけじゃありません!
彼女が暮らすその世界では、女が本を読むことは良しとされておらず、本を読む女性なんてほとんどいません。
そんな文化の中でも決して読むことをやめなかったほど熱意ある”読書オタク”なだけあって、知識欲が旺盛すぎます!
『夜の生活』を教えてくれるというジークハルトに「教えていただけますか!?」と瞳をキラキラさせちゃいますし、射精するところ見たいとか、口でしてみたいとか……とにかくグイグイ来ます(笑)。
遠慮して気遣うジークハルトの心配もよそに、好奇心の赴くままガンガンおねだりしてきます!
ああ、『無知』とはなんて人を強くさせるのでしょう!
常にジークハルトはタジタジさせられっぱなし!
今はキスや本番寸前で気絶しちゃうくらい純粋なレティシアですが、大胆で暴走しやすく知識に貪欲。
まさにオタク気質全開の彼女ですから、あっという間にいろいろなことを吸収しちゃいそうで目が離せません!
ポイント2. ツッコミ担当(!?)のジークハルトのリアクション芸!
人々に恐れられているというジークハルトですが、天然のレティシアと接する姿には、怖さの欠片すら見当たりません。
むしろ、ナイス✫ツッコミを連発(笑)。
噂を真に受けたレティシアの「ジークハルト様が『不能』でも全然気にしていませんから!」という発言には思わず「突然何を言い出すか…ッ」とレティシアの頭をギリギリ締め付けるツッコミを披露したかと思えば、スケスケの下着で現れたレティシアを小脇に抱えて猛ダッシュで毛布でグルグル巻きにしたり(笑)。
ほかにもレティシアの盛大なボケにズッコケたり、真顔で冷静にツッコんだりと、バリエーション豊かなリアクション!!
レティシアのおかげでツッコミの才能が開花したのかも……!?
ポイント3. 徐々にステップアップの正しい性教育!?
『夜の生活』が「夜に甘いお菓子を一緒に食べて仲良くなって寝ること」と思い込むほどウブで天然のレティシア。
「俺が夜の生活について教えてやる」と言うとジークハルトは「そもそも…男女では体のつくりというものが違ってだな」と説明。
結局「基本の”キ”」から手取り足取り「恋のABC(死語)」を教えることになります。
これが本作でもっとも注目したいポイントなんです!
まず最初のステップはキス♡ ……とは言っても、ただのキスじゃあ、ありません!!
ジークハルトは「キスにも種類がある」と「この軽い口づけが『ぺック』」「次は『バインドキス』」……と軽いキスから徐々に濃厚なキスを実演指導。
おまけに「呼吸は離れてるときか鼻で意識しろ」と息継ぎのアドバイスまで(笑)!
しかもそのキスで気絶させるほどにテクニシャン♡
触る際にも「『夜の生活』ではまずはこうして胸を可愛がる」「基本的には直接触れることが多い」「そうするとお前の女の器官が男を受け入れる準備を始める」「具体的にはここの入り口が潤んでくる」「ここに俺の性器を入れる」……と順序正しく基本と具体をしっかり解説!
「これを、お前の中に入れる」と続けると「これを…?大きくないですか?」と返すレティシアに「今はまだ小さい方だ」と答えるふたりのやり取りに笑わずにはいられません!!
加えて絶対に無理はさせずに、翌日、その翌日と少しずつステップアップしてゆく懇切丁寧な個別指導!
ジ、ジークハルト先生〜っ! なんて教え上手!!
技能・学力を兼ね備えた性教育教師として全国を行脚して欲しいくらいです(笑)!!
まとめ
いかがでしたか?
まだまだクレープを食べ合いっこしただけで顔を赤らめたりとピュアピュアなふたり。
どこか小動物みのあるレティシアと保護者感溢れるジークハルトのやりとりは何度見ても微笑ましく、これからのステップアップもますます楽しみです♡
原作者のnori.先生のプロフィールには「絶倫イケメンと派手な中出しと巨根が性癖」と書かれていますから(笑)、今後はさらなるディープな性教育も期待できそう!
11月17日には待望の2巻が発売予定の本作、はやくタイトルにもある「実は絶倫」のジークハルトの「一晩中溺愛」を拝みたいところです!!
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