一迅社メリッサの大人気作品が、待望のコミカライズ!
今回ご紹介するのは賢く強かな侯爵令嬢ヒロイン・アニエスと、“氷の王子“とも称されるほど冷酷な王太子・リュシリュールの複雑な恋愛模様を描いた『どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます』!
婚約者のリュシリュールから、突如婚約破棄を告げられたアニエス。
この想いが彼に届かないのなら、恋心に終止符を打つため、そして家の存続のためにと、アニエスは驚愕の行動に出て──!?
それでは、本作の魅力をご紹介いたします!
あらすじ
主人公はドラフィール侯爵家の令嬢・アニエス。
彼女は、婚約者の王太子・リュシリュールに想いを寄せ、相応しい女性になれるよう、日々努力を重ねていました。
しかし一途な想いは実らず、いつしかリュシリュールの隣には、政敵でもあり恋敵でもあるリーリエの姿が。
ある日、リュシリュールはそんな恋敵の目の前で、アニエスに対し淡々と婚約破棄を宣言!
失恋を知った彼女は覚悟を決めて、想いに区切りをつけるため、そして没落の危機にある家を救うため──。
なんとリュシリュールを罠に嵌めて押し倒し、なりふり構わない“ある過激な計画”を実行します!
その後、計画は成功し、情勢が落ち着くまで隣国で身を隠すことにしたアニエス。
しかし今度はなぜかリュシリュールが、アニエスに対し強い執着をあらわし彼女を捕らえて──!?
想いを拗らせ、すれ違う二人の関係の行く末が気になって、ハラハラドキドキが止まらない本作。
ヒロインの心情もとても繊細に描かれており、感情移入しながら楽しめる作品となっております!
登場人物
アニエス・ドラフィール:本作のヒロインでドラフィール家の侯爵令嬢。礼儀正しく努力家で、弱さを他人に見せず、常に余裕のある振る舞いを心がける。
リュシリュール・ドミエ=マギノビオ:とある国の王太子。氷の王子という異名が付くほど冷たい眼差しを浮かべ、感情を乱す様子を見せない。一方的にアニエスに婚約破棄を宣告する。
見どころポイント
では、本作の見どころを詳しくご紹介いたします♪
強く、そして少し危なっかしい、ヒロインの魅力に惚れ惚れ♡
本作のヒロイン、アニエスは凛とした出で立ちで、頭の切れる魅力的な女性。
リュシリュールや恋敵のリーリエに対しても、常に余裕のある振る舞いを心がけています。
しかし、読者だけが覗き見れる内面は、苦悩したり、悲しんだり、嘆いたりと、一人の人間らしく感情豊か。
そんな弱さを隠しつつ、覚悟を決めて自らの決めた道を歩むアニエス。
その姿はどこか綱渡りのようで危なっかしさがありつつも、応援したくなるほど魅力的で惚れ惚れしてしまいます♪
王太子に婚約を破棄されるということは、アニエスの生まれ育ったドラフィール家が没落の危機にあるということ。
そこで、アニエスはリュシリュールとの間にとある“既成事実”を作り、家を守ろうとします。
目的のため、必要とあらば自らの身体をも利用するアニエスの、決意が覗く眼差しは、同性でもドキドキしてしまうほど!
けれど、アニエスも一人の等身大の人間。
強く在ろうとする彼女の、垣間見える弱さにも胸が締め付けられます。
幼いころからずっとリュシリュールのことを愛し、好かれるための努力を続けていたアニエス。
しかしそんなひたむきな想いも、婚約破棄により叶わぬものとなってしまいます。
失恋による心の傷を隠し、確実に計画を遂行しようとするアニエス。
しかしその最中、ひととき向けられたリュシリュールの優しい眼差しに、彼女の弱っていた心がむき出しになって……。
このシーンのアニエスの表情は、見ているこちら側もぎゅっと苦しくなってしまうほど。
早く幸せになって、今までの不幸を吹き飛ばすような笑顔が見たくなってしまいます……!
氷の王子が見せる執着と、優しい眼差しの真意とは
氷の王子という異名を持つリュシリュールは、その名の通り冷酷にアニエスに婚約破棄を宣言しました。
二人を繋いでいた”婚約者”という関係性は、その一言により泡沫のように消えてしまいます。
今や恋敵であるリーリエと寄り添う彼は、もうアニエスとは関わらず生きていくのかと思いきや──。
計画を成功させ、他国で身分を偽り隠れて暮らすアニエスを見つけたリュシリュール。
何故か彼は、捨てたはずのアニエスに強い執着心を示し──彼女を監禁します!
ナイフを向け、仮にも元婚約者であるアニエスに対し『殺してやりたいほど憎い』と言い放つリュシリュール。
彼は、アニエスに対し一か月を超える監禁をしたうえで、毎日のように彼女を組み敷き屈辱を与え続けます。
しかしそんな酷い仕打ちをする反面──。
なぜかアニエスに用意された生活は、とても贅沢なものでした。
さらには、戸惑いや苦悩により食事が口を通らなくなったアニエスに対し、やけに気づかわしげに『調子が悪いのか?』と尋ねる始末。
も、もう……!
冷酷非道で悪役のようなリュシリュールですが、垣間見えてしまう小さな優しさのせいで、嫌いになりきれません!
リュシリュールの本心が分からず、先の読めない展開にハラハラしっぱなしです!
アニエスと恋敵リーリエの苛烈な舌戦!
幼い頃から、すれ違いつつも婚約者として生きてきたアニエスとリュシリュール。
しかしそこに恋敵のリーリエが現れたことで、二人の関係はめちゃくちゃに壊れてしまいました。
さて、この恋敵であるリーリエは、なかなか邪悪な性格をしています!(笑)
リュシリュールの見えないところで、アニエスを邪険に扱い、『雌豚』など汚い言葉で罵るほど。
しかし、アニエスは負けません!
冷静に状況を観察し、余裕を保ちながら、リーリエが怯むほど力強く反撃をします。
悪役が強かなヒロインに言い負かされる姿は、やっぱり心がすかっとしちゃいますよね!
この勢いでリーリエの本性がリュシリュールにばれ、二人の関係性が破綻する瞬間に、つい期待もしてしまいます(笑)
ボイスコミックも要CHECK♪
さらになんと本作は、ゼロサムYouTubeチャンネルにて、1話フルでのボイスコミックを公開中!
小説版・漫画版でも魅力あふれる作品ですが、ボイスやBGMが付き、さらに臨場感の高まる内容となっております。
1話部分ということで、気軽に作品の世界観や雰囲気も掴むことができますので、ぜひチェックしてみてください♪
まとめ
こんがらがってしまった歪な関係性と、素直になれない恋愛描写が魅力的なこの作品。
強いヒロインが見たい!イケメンに執着されたい!という方に、とくにおすすめの作品です♡
単行本は現在3巻まで発売中!
そして、最終4巻は2024年9月30日発売予定となりますので、ぜひお見逃しなく!
単行本版では、連載版には描かれなかった濃厚なRシーンも追加されていますよ♪
皆様も、お楽しみください!
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