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【このTLにキュン1位獲得】『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』密かに想い合っていたふたりがひとつに♡

TL漫画レビュー
『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』書影
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

悶絶するほど胸キュン必至のラブストーリーを堪能したい!
そんな方におすすめなのが “両片想い系”“溺愛系” です。

両片想い系とは、その名のとおり、実は惹かれ合っているヒロインとヒーローが “好きな気持ち” をなかなか伝えられず、すれ違いが生じてしまう恋愛作品のこと。

じれったくも先が気になる展開が繰り広げられていくため、ふたりが結ばれる瞬間はもちろん、その過程も見どころたっぷりです。

一方、溺愛系とは、主にヒーローがヒロインのことをひたすら愛し抜く恋愛作品のこと。

報われない境遇に陥ったヒロインを存分に甘やかすヒーローの言動は、読者をもドキドキさせるものばかりなのでは……!?

今回ご紹介するTL漫画『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』(海原ゆた)は、そのふたつの要素を兼ね備えています!

それでは早速、本作の注目ポイントをご紹介♪

※第1話〜第8話のネタバレを含みますのでご注意ください

「このTLにキュン♡ 2025」にて1位を獲得!

本作はユーザー投票企画「このTLにキュン♡ 2025」のTL漫画部門にて見事1位に選ばれました♪
結果発表記事では作者・海原ゆた先生のコメントや描き下ろしイラストを掲載していますので、ぜひ以下よりチェックしてみてください!

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あらすじ

フェールレオン王国の侯爵令嬢であるリュシエンヌは、王太子・アンドレの婚約者でした。

彼に対して恋慕の情を抱くことはなかったものの、国の将来を担う仲間として、交流を深めていました。

ところが異世界から聖女・ヒバナを召喚した日を境にリュシエンヌの人生が一変!
アンドレとヒバナが恋仲になり、リュシエンヌがヒバナに嫉妬しているという根も葉もない噂が立ったのです。

さらにはヒバナが毒殺されかける事件が発生し、リュシエンヌが容疑者に……!?

冤罪に巻き込まれたリュシエンヌは、アンドレから婚約破棄を言い渡されたうえに父の侯爵からも見限られ、孤島の修道院へと送られたのでした。

それから1ヶ月経った頃。
リュシエンヌの目の前に、なんと帝国の公爵の地位を継いだミハエルの姿が!

彼から「あなたには公爵夫人となり支えてもらいたい」と告げられて──。

実は前々からミハエルのことを慕っていたリュシエンヌは彼の申し出を受け入れることに。
けれどもリュシエンヌが自身を仮初の妻だと思い込んでしまったうえに、ミハエルは彼女が自分のことを好きだと気づかず、ふたりのすれ違い生活がスタート!?!?

登場人物

ヒロインのリュシエンヌ
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

リュシエンヌ・ド・ソワイエクール:フェールレオン王国の侯爵令嬢。冤罪をかけられた後は、孤島の修道院にてシスターとして生活していた。ミハエルの妻となってからは、帝国の歴史やマナーを学びつつ、公爵家の仕事をこなしている。

ヒーローのミハエル
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

ミハエル・フォン・シュヴァルツシルト:帝国の公爵子息。次男で家を継げず、現皇帝の近衛騎士になった。しかし父と兄が事故に遭い、急逝したため、騎士を辞して公爵を継ぐことに。自らの意思でリシュエンヌを妻として迎え入れた。

ここに注目!

第1話から早速共に暮らし始めたリュシエンヌとミハエル。
そんなふたりが身体も心も結ばれるまでの軌跡を辿っていきましょう♪

触れ合う前:ふたりが各々恋に落ちる♡

リュシエンヌとミハエルが初めて出会ったのは、現皇帝陛下であるシリウスがフェールレオン王国へ留学に来たとき。

帝国の皇族を軽んじていたアンドレが本来すべき対応を、第二王子と共に代わりに行っていたリュシエンヌは、当時シリウスの護衛騎士だったミハエルとの接触も自然と増えていきました。

そんなある日。リュシエンヌはアンドレの件を王妃に報告した際、王妃から理不尽なことを言われてしまいます……。
落ち込んでいた彼女を偶然その場に居合わせたミハエルが優しく慰めたのでした。

どうかあなたの心が癒されますように
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

ミハエルは表情が読めなくて近寄りがたい人かと思いきや本当は優しい人だとここで初めて発覚します。

しかも後日行われた王室主催の狩猟大会で、アンドレが婚約者のリュシエンヌよりもヒバナを優先したときには、ミハエルが “リュシエンヌの名誉” を守る場面も!

彼のスマートな振る舞いや優しい心遣いに癒やされたリュシエンヌは「この人が婚約者だったら良かったのに──」と思ったのでした。(分かるよ、その気持ち!!)

その一方で、ミハエルは初めてリュシエンヌを見かけたときから彼女に惚れていた模様。 

気丈に振る舞う彼女を守りたいと思っていたのと同時に、喉から手が出るほど彼女を欲しがっていたのです!

嫉妬するミハエル
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

このときから溺愛の片鱗が見られるかも……? 良い意味でヤバすぎます♡

すれ違い100%:周りにはバレバレなのに本人たちは気づかず……

公爵子息であるものの、王国のために力を尽くそうとしているリュシエンヌに干渉する権力がなかったミハエル。

彼女を恋人にするのを諦めて帝国に戻ってからは、「俺は生涯結婚しない」と思っていました。

しかしリュシエンヌが婚約破棄されたのなら話は別!!

蜜蝋商人に紛れて彼女のもとへ向かったミハエルは、彼女を見つけ出した後、空間移動の魔法を用いて「帝国の盾」とも言われるシュヴァルツシルト公爵家の城に招待したのでした。

その後、ミハエルはリュシエンヌに直接「聡明で 領地経営の腕も優秀で 気高く 公爵夫人にふさわしい人はあなたしかいない」と告げます。
再会してから即プロポーズ! 彼を止められる者は誰もいません!!

しかしリュシエンヌが自身の能力が買われて公爵家を建て直すまで仮初の妻になったのだと勘違い!?
ミハエルはそれに気づきませんでした。

ただ、その場の空気は一気に甘くなっていき──ふたりは初めてキス♡
ミハエルが屋敷に住む者たちにもリュシエンヌのことを紹介した後は、初夜を迎えることに。

彼女を手放す気がさらさらない様子のミハエルから目が離せません!

一緒に眠るリュシエンヌとミハエル
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

そして初夜から少し経った頃、帝国の宮廷魔法師であるサラサが屋敷にやってきます。

彼女はすぐにリュシエンヌとミハエルが両思いであると気づいたのでした。
当の本人たちのみ恋愛に疎すぎるのがよく分かりますね……(遠い目)。

どう見てもお互い惚れてるわね
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

すれ違い0%:“仮初の妻” から “本当の妻” へ

交流の深いミハエルとサラサが会話している姿を見て、モヤモヤしてしまったリュシエンヌ。
彼女は密かに仮初の妻ではなく本当の妻になりたいと願うようになります。

期待や不安を抱えたまま数日を過ごしたリュシエンヌは、サラサに恋愛相談をすることに。

仮初の妻で居続けることが耐えられず、どこかとても遠い場所へ行こうとしていることも打ち明けます。

そんなリュシエンヌの計画を阻止したのがミハエルでした!

サラサから「お互い誤解があるようだからちゃんと話し合え!」と言われ、互いに想いをぶつけ合ったふたりは、心の距離をより縮めることができたのです♪

わたくしも…ずっとミハエル様と一緒がいいです…!
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

ちなみにリュシエンヌがいる場所に完璧に瞬間移動できたのは、彼女がつけている指輪に居場所が分かる魔法を仕込んでいたからとのこと。
どうやら指輪にはほかの魔法も仕込んでいるようで……それが何なのか気になっちゃいます。

それから両想いだと判明したときに照れて顔を真っ赤になったミハエルもすごくキュートですね♡

ずっとミハエル様をお慕いしておりました
引用元:『愛が重い騎士公爵は、追放令嬢のすべてを奪い尽くしたい。』
© 海原ゆた・CLLENN/一迅社

まとめ

長いすれ違い期間を経てようやく両片想い → 両想いになったリュシエンヌとミハエル。

ここからはミハエルがリュシエンヌをひたすらを溺愛するターンに突入!?……ではあるのですが、そんななかでふたりにさまざまな困難が襲いかかってくることでしょう。

本作は現在単行本2巻まで発売中! 続きが気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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Writer

アニメ系雑誌の取材・ライティング、オーディオブックのディレクション、小説の校閲などに従事している何でも屋(※フリーランス)。

漫画を読んだり、YouTubeで動画を観たりするのが好きで、日々癒しを求めている。

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