「高嶺の花」なんて言葉がありますが、絶対に自分の手が届かないと思っている相手へのアプローチは、なかなか難しいもの。
勇気も自信も、思い切りも大事。
届く、届かないの前に手を伸ばすことさえもしないかもしれません。
でも、もし手を伸ばす勇気だけでももらえたら?
今回ご紹介するTL漫画は、ささいなきっかけでふたりの関係が急転する『犬飼さんは隠れ溺愛上司 ※今夜だけは「好き」を我慢できません!』(いとすぎ常)です。
あらすじ
ヒロインはWEB編集部で働く愛多地渚(あだち なぎさ)。
仕事に一生懸命な彼女ですが、妹が有名インフルエンサー・愛多地ももか(あだち ももか)であることから、会社では「コネ入社」と言われ、実力をきちんと評価されないこともしばしば。
彼女も、自身を過小評価してしまいがちです。
そんな渚がひそかに想いを寄せるのは、編集長の犬飼祈(いぬかい いのり)。
彼だけは最初から渚を「ももかの妹」ではなく「愛多地渚」として見ており、彼女自身を評価してくれる存在でした。
ある日、会社の飲み会帰りに、怪しいガチャで盛り上がる同僚たち。
そこで渚は営業部の真木から、ガチャで余った「恋が叶う魔法チャーム」をもらいます。
自宅が同じ方向ということで、同じタクシーに乗って帰る渚と犬飼。
その途中、渚は誤って魔法チャームのボタンを押してしまいます。そして、チャームから歌が流れ出し……!?
恋の魔法にかかったあなたは、目の前の人を好きになる――。
もちろん、そんなおもちゃの効果を信じるはずがないのですが、その直後、犬飼から告白されて……!?
見どころポイント
犬飼のことが好きだった渚は、彼の告白を受け、その後付き合うことになります。
しかし、「魔法チャーム」をきっかけに動き出した恋は、一筋縄ではいきません!
ここからは、本編の見どころをご紹介します♪
純粋な渚の心の変化
渚はとてもピュアな女性です。
妹のももかが活躍しているのを見て、妬むのではなく、嬉しくて思わず涙をこぼしてしまうほど。
犬飼もそんな彼女の純粋さに惹かれて、告白をしたのでした。
しかし、想いを寄せていた犬飼から告白されて舞い上がる……のではなく、焦る渚。
そう、ピュアな渚は、告白されたのは「魔法チャーム」の効果だと思っているのです!
「おもちゃの効果を大人の女性が信じるの!?」と思うかもしれませんが、絶対に無理だと思っていた片想いの相手から告白されるなんてことは、夢のような出来事。
自分に自信がなく、好きになってもらえる理由が分からない渚の場合、チャームの効果だと信じてしまう気持ちも分からなくはありません。
最初は犬飼のアプローチを信じられずに、ただオロオロとしていた渚ですが、彼の熱烈な想いを受けていくうちに、少しずつ心境に変化が。
そして「たとえ魔法が解けてしまっても、今度は自分からアタックしよう」と決意するのです!
前向きな渚、とっても素敵ですよね♪
その変化を見ていると、本当の魔法は“恋する気持ち”なのかもしれません……♡
クールな犬飼のギャップ
一方、自分の告白をなかなか信じてもらえない犬飼。
「魔法チャーム」から音楽が流れた直後に告白してしまったため、タイミングが悪すぎました……。
その後渚を自身の家に連れて帰り、酔った勢いで彼女にキスをし、押し倒してしまいます。
後悔に襲われる犬飼……でも、めげません!
彼は彼で、ずっと渚のことが好きだったからです。
渚のピュアなところに惹かれた犬飼からすると、「魔法チャーム」の効果を信じているところも、かわいいポイントなのかもしれませんね。
諦めず真っすぐ想いを伝える犬飼。
クールな犬飼が渚に対してだけは熱烈に愛情を示すそのギャップ……たまりません!!
「大事にするな?」「かわいい…」「好きだ」など、甘い言葉で想いを伝える溺愛っぷり……♡
そしてみなさんお察しかと思いますが、彼は色気もすごいんです!!
こんなの、渚はますます犬飼にハマっていくしかありません!
ふたりの恋の結末は……!?
「魔法チャーム」のおかげ(?)で、距離が一気に縮まったふたり。
お互いに触れ合うシーンは、キラキラとした輝きがあるようにも見えます。
ふたりの気持ちがあふれており、こちらまで幸せな気分に……♡
ただ、犬飼と結ばれた理由が「魔法チャーム」の効果である可能性をまだ捨てきれていない渚は、ちょっとしたことで彼の気持ちを疑い、距離を置くことに。
そんな渚の様子が気になる犬飼は、当然理由を聞こうとするのですが……!?
ふたりの恋の行方はいかに!?
結末はぜひ、漫画で読んでみてくださいね♡
まとめ
「魔法チャーム」がなくてもお互い惹かれ合っていたふたり。
『犬飼さんは隠れ溺愛上司 ※今夜だけは「好き」を我慢できません!』は、相手を好きだという気持ちが、セリフや作画を通して伝わってくる、とてもステキな作品です。
ふたりのキラキラとした恋心に癒やされながら、ぜひ楽しんでみてください。