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『推し彼 志摩崎くん』部室に推しが現れて、限界突破の急接近!?

少女漫画レビュー
『推し彼 志摩崎くん』1巻の表紙
引用元:『推し彼 志摩崎くん』
©Raika Mizushima/SQUARE ENIX

推しから生きる活力をもらっている人は多いですが、もしその推しが思わぬ形であなたに急接近してきたら——?

そんな、誰もが一度は夢見るようなシチュエーションが現実になるのが『推し彼 志摩崎くん』(水島ライカ)です。

一人の時間を楽しむ「ソロ活動部」を立ち上げ、推しの志摩崎(しまざき)くんをこっそり眺めて満足していた主人公の紺子(こうこ)。しかし、なぜか推しがソロ活動部に入部して、急接近してきます!

俺様、いや王子様、それとも武士? そんなSキャラ志摩崎くんとの、胸キュン&ハラハラの学園ラブコメディ。さっそく、キュンキュン&笑えるポイントをチェックしてみましょう!

あらすじ

高校2年生の紺子は、人付き合いがちょっと苦手。そのため、一人時間を楽しむ「ソロ活動部」を立ち上げて、本で押し花を作ったり、木登りをしたり、いろいろな活動をしていました。

そんな紺子のソロ活のひとつは、推しを見て癒やされること。推しとは超絶美形の志摩崎くん。たとえ姿が見えなくても、敷地内にいる彼のことを想像して豊かな時間を過ごせるくらいの憧れの人です(笑)。

ある日、校長室の隣の小部屋を条件付きで部室として貸してもらえることになり、大喜びの紺子。しかし、部室に行くとなぜか推しがいます! どうやら志摩崎くんも勉強部屋として部屋を使いたいらしく、先生に「どっちが使うか話し合って決めて」と言われてしまいます。

部室を譲ろうとする紺子ですが、「俺との議論を拒否するのか!?」と、推しはなぜかお怒りに。しかし、「部屋を使う条件」がネコの世話ということを知ったネコ嫌いの志摩崎くんは、紺子にネコの面倒を見させようとソロ活動部に入ることにして──?

登場人物

口無紺子
引用元:『推し彼 志摩崎くん』
©Raika Mizushima/SQUARE ENIX

口無紺子(くちなし こうこ):高校2年生。人の輪に入るのが苦手で、目立ちたくない。自分のことを「クソザコ」と呼ぶなど自己肯定感が低く、ソロ活が大好き。

志摩崎颯
引用元:『推し彼 志摩崎くん』
©Raika Mizushima/SQUARE ENIX

志摩崎颯(しまざき はやて):高校2年生。クールで女子にはモテモテだが、「顔はいいけど性格が終わってる」と言われている。部室では勉強ではなく仕事をして、家族6人を養っている。

見どころポイント

ひとりで過ごすのが大好きで、いつも周りに気を使いすぎてしまう紺子と、自信満々なのにときどき苦労人の顔を見せる志摩崎くん。性格がまるで正反対のふたりは、思わぬきっかけで放課後の部室で時間を共有することに──。そこから、(とくに紺子にとって)ドキドキの物語が動き出します。

それでは、このラブコメの魅力をひとつずつ見ていきましょう!

推しから距離を詰められて困惑の紺子がかわいい!

紺子にとって「推し」は、ただ遠くから眺めているだけで満足できる存在。自分の存在を認識されることすら期待していませんでした。部室でも、志摩崎くんをこっそり見つめつつ、目が合いそうになると慌てて顔を背けるばかり。

紺子の妄想
引用元:『推し彼 志摩崎くん』
©Raika Mizushima/SQUARE ENIX

そんな紺子に、志摩崎くんは突然顔をグイッと鷲掴みにして(!)、「俺はお前に興味はないが、ソロ活動部とやらに入部した以上必要最低限の会話はすべきだと思った。俺と話す時は目を合わせろ」と、強めの命令。それでも、思わず泣き出してしまった紺子に彼は自分のジャケットをかけてあげて、紺子も「推しのジャケットだ…っ!!」とスンスン匂いを嗅ぎ出す始末♡

さらにさらに、クラスの一軍女子たちから紺子との関係について質問攻めにされた志摩崎くん。外野を静めるために、彼は紺子に「お前、俺の彼女(役)になれ」と宣言♡ 男子に全く免疫がない紺子は、みんなの前で志摩崎くんに手を握られ、「え、これ無料でしてもらえるの? 有料コンテンツでは…?」と戸惑いを隠せません(笑)。

お前、俺の彼女になれ
引用元:『推し彼 志摩崎くん』
©Raika Mizushima/SQUARE ENIX

志摩崎くんのSっぷりに身悶え必至!

「貴様、俺との議論を拒否するのか!? それは俺に対する侮辱行為と受け取るが!?」など、最初からアクの強い武士口調(?)の志摩崎くん。決断力と行動力に長けていて、とまどってばかりの紺子の意思を詰問口調で確かめ、それを汲んだ上でグイグイ命令します(汗)。

Sな志摩崎くん
引用元:『推し彼 志摩崎くん』
©Raika Mizushima/SQUARE ENIX

志摩崎くんはデレることはほとんどありませんが、亡くなったお父さんからもらったタイピンを紺子につけさせたり、「日曜、駅前のしましま珈琲。俺、そこで勉強するから」と、さりげなくデートに誘うなど、普段とのギャップにキュンとする瞬間がたくさんあります♡

そんな志摩崎くんですが、ネコが大の苦手。ネコを「獣」と呼び、「なれ合いはせん。服従させる」とドス黒い笑顔で宣言するほどです(汗)。

引用元:『推し彼 志摩崎くん』
©Raika Mizushima/SQUARE ENIX

なかなか濃いキャラですが、Sキャラ好きにはたまらない魅力が満載です♡

まとめ

正反対のふたりが少しずつ距離を縮めていく過程にドキドキが止まらない『推し彼 志摩崎くん』、いかがでしたか?

コメディ要素たっぷりの中で、志摩崎くんの強烈なリードからのロマンチック展開があったりと、まさにジェットコースターのようなストーリーが楽しめます♪

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