貴族や皇族が登場する恋愛ストーリーといえば、“身分の壁”が立ち塞がることもしばしば。
ヒーローやヒロインの幸せを強く願うがゆえにハラハラドキドキしてしまいますよね……。
そして、その壁を乗り越えるまでの彼らの言動には、胸キュン要素が詰まっています♡
それらを存分に味わえる漫画『皇帝陛下のスキャンダル☆ベイビー 逃亡するはずが甘く捕まえられました♡』(原作:藍杜雫 漫画:佐東ゆかり)の単行本1巻が、11月29日に発売!
本記事では、今後の展開を想像しつつ、1巻に収録されたストーリーの見どころをおさらいします♪
※単行本1巻収録の1話〜6話のネタバレを含みますのでご注意ください。
あらすじ
辺境伯令嬢であるルイスは、父の命でフレイムランス帝国の騎士団に所属し、剣を振るっていました。
そんな彼女は、帝国の次期皇帝であるジェラルドと親友同士。
初めて出会ったとき、彼に「勇敢な 小柄な少年」という印象を抱かれ、ずっと男性だと思われていました。
けれども、ある日行われた舞踏会にて“ふたりの日常を変える大きな出来事”が起こります。
ドレスを身に纏って参加したルイスを目にしたジェラルドが、ようやくルイスは女性だと気付いたのです!
しかもその舞踏会の最中に、ジェラルドが妃候補から媚薬を盛られてしまい……。
部屋にやってきたジェラルドをルイスは拒むことができず、ふたりは一夜を共にしたのでした。
そして、お酒や媚薬の効果が強かったせいでジェラルドが何も覚えていないなか3か月が過ぎ、ルイスの妊娠が発覚!
子供のため、そしてジェラルドのため——ルイスはジェラルドとの子を妊娠したことを誰にも告げずに騎士団を脱退し、故郷へと帰ります。
だけど約1年半後に訪ねてきたジェラルドから「私と結婚してくれ」と告げられ……!?
登場人物
ルイス=バランティン:辺境伯令嬢。「女らしくない」言動が目立つせいか、長年ジェラルドに女性だと気付いてもらえなかった(※ルイス本人は性別を隠していない)。ジェラルドと初めて一夜を共にしたとき、とっくに彼に惹かれていたことを思い知る。
ジェラルド・ナイジェル ロックウェル=グロー:フレイムランス帝国の次期皇帝。父が急逝し、近々即位することに。極度の女嫌いだけど、ルイスのことは愛しており、絶対に手放したくないと思っているようで……。
ここに注目!
約1年半の離れ離れ期間を経て再会したルイスとジェラルドは、皇帝の居城にて一緒に暮らすことに。
今後の展開がすごく気になります!
ここからは、単行本1巻のストーリーを振り返りつつ、「これってもしや伏線なのでは?」と感じたシーンに触れていきます。
今後どうなる?①:“エディの父親”を明かす日は来るの?
妊娠が発覚し、故郷へと帰ったルイスは無事に出産!
エドワード(愛称:エディ)と名付け、日々子育てに奮闘していました。
ルイスはジェラルド以外と身体を重ねていないため、エディの父親は間違いなくジェラルドです。
けれども彼女はそのことを、ジェラルド含め周囲に伝えていません。
1年半ぶりにジェラルドと再会し、父親は誰なのかと問われた際には「結婚の約束をしていたんだけど 父に紹介する前に亡くなってしまって…」と咄嗟に嘘をついてしまいます。
そのため、ルイスが現在独身だと知ったジェラルドから求婚される展開に! 3人で暮らすことになったのです。
この3人が一緒に描かれているシーン、心にジーンと温かいものが込み上げてきます。
その後、3人が川の字になって寝るシーンにて、ルイスが「エディはあなたの子なの」と心の中で言うシーンもあるのですが、いつかその言葉がジェラルドの耳にしっかりと届いてほしい……!
現在、エディの“父親代わり”を務めているジェラルドが、実は自分自身が“本当の父親”であると知ったとき、どんな反応をするのか楽しみです。
きっと驚きながらも、ものすごく喜んでくれそうですよね♪
今後どうなる?②:ルイスは辺境に帰っちゃうの?
ルイスとジェラルドは互いに惹かれあっています♡
ルイスはジェラルドと再会したとき、彼のことが好きだと再認識しました。
一方ジェラルドも、ルイスに対して「他の女達とは比べものにならない」と感じているようです。
ルイスを男性だと勘違いしていたころから、「いっそお前が女だったらよかったのに」と思わず呟いてしまうほど、彼女にずっと夢中なのです。
だからこそ、極度の女嫌いであるジェラルドが子孫を残すためには、ルイスの存在は必要不可欠!
そのことをもちろんルイスも把握しています。
そんなルイスですが、辺境から離れてジェラルドと共に帝都へ向かう前にある“条件”を持ちかけます。
なんと、ジェラルドとの子を産んだら辺境に帰ろうとしているのです!?!?
ジェラルドはその条件を呑みましたが、彼女を手放す気は毛頭ない様子。
1巻を読んだだけで「ジェラルド→ルイスへの愛情は凄まじい!」と感じたため、きっとこの先も彼らは一緒に暮らしていくことになるでしょう。
……と思いつつも、ルイスが絶対に帰らないとは言い切れないので、続きが気になってしまいます!
今後どうなる?③:ルイスとジェラルド以外の人物の動きは?
エディ以外で、ルイスとジェラルドと関わりがあるといえばまず、騎士団でルイスの側にいることが多かったラドクリフ、フェルディナンド、コーリンが挙げられます。
なかでも特に注目したいのは、ルイスのいとこであるコーリン!
ジェラルドが「(エディの)父親はコーリンか?」と勘違いしてしまうほど、ルイスとコーリンは仲が良いのです。
だからこそ今後ルイスに何かあったとき、コーリンも力を貸してくれるのでは?と勝手に妄想してしまいます。
ジェラルドがルイスを迎えに行った後、コーリンは姿を見せていません。
再び登場するのを期待したいですね!
また、ルイスとジェラルドが再会する前から、ジェラルドの妃になる人物が決まっていないのもかかわらず、戴冠式や結婚の準備が進んでいるのも気になるところ。
妃の座を狙う者が新たに現れてもおかしくないですよね!?(汗)
そう思ってしまうくらい先の展開が見えないところも、本作の魅力のひとつなのではないでしょうか!
原作ノベル発売中
本作は2020年8月21日に発売されたノベルが原作となっています。
全1巻で読みやすいので、ぜひ漫画とあわせてチェックしてみてください!
佐東ゆかり先生と藍杜雫先生よりコメントが到着
単行本1巻の発売を記念し、漫画担当である佐東ゆかり先生と原作者である藍杜雫先生に現在の心境を語っていただきました。
佐東ゆかり先生より
藍杜雫先生原作『皇帝陛下のスキャンダル☆ベイビー』のコミカライズ担当をした佐東ゆかりです。
初めてのコミカライズ作業…原作のイメージを大切にキャラクターを作り生み出した強い剣士だけど恋を知らない純真なルイスと可愛い息子エディ。そんなふたりを溺愛する皇帝ジェラルド。そして私が勝手に三銃士と呼んでいる愉快な仲間たちコーリン・ラドクリフ・フェルディナンド。最終回を描き終わるのがさみしいなと思えたほど楽しい物語をどうぞお楽しみくださいませ。
藍杜雫先生より
原作小説を書いた藍杜雫(あいもりしずく)です。
佐東ゆかり先生がキャラやお話をあたたかく膨らませてくださったコミカライズ「皇帝陛下のスキャンダル☆ベイビー」。
いわゆるシークレットベビーものですが明るく楽しいお話で、ヒロインのルイスは剣も使える、やや破天荒な設定です。北米版も展開されてます。
「かっこいい皇帝とかわいい子どものエディが楽しめて一粒で二度おいしい!小説のほうもよろしくお願いします(宣伝)。
先生方、素敵なコメントをありがとうございました!
まとめ
今回は単行本1巻のストーリーに触れていきましたが、いかがでしたか?
本作の単行本2巻と3巻は2024年12月25日に発売! つまり、約1か月後には続きが読めちゃいます!!
はたしてルイスとジェラルドの未来やいかに……。
1巻を何度も読み返しつつ、2巻以降を楽しみにお待ちくださいませ♪
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