
© 斑目りん / viviON THOTH
ここ最近、女性向けの漫画作品において「和風ロマンス」の人気が高まっているのをご存知でしょうか?
和風ロマンスといえば、やはり“独特な美しい世界観”が魅力のひとつ。
読み進めていくうちにどんどん物語に没入してしまうこと間違いなしです♡
そのうえで、さらにディープなストーリーを読みたい……。
そんな方々にオススメしたいのが、5月30日に単行本が発売された『朝霧』(斑目りん)!
本作は設定作りが巧みなうえにエッチシーンがかなり濃厚なのです。(なんと3Pシーンもあり!!!)
それでは早速紹介していきましょう★
あらすじ
物語の舞台は季ノ国(きのくに)──。
幼いころから若き帝・湖珀(こはく)様に嫁ぐことが決まっていた貴族の姫・香凛(かりん)は、幼馴染みで名家の嫡男でもある朝霧(あさぎり)に密かに想いを寄せていました。
けれども湖珀様との婚礼の儀を境に、その恋心に蓋をします。
湖珀様の良き妻となり、湖珀様を支えていこうと決心したのです!
そして迎えた初夜。
すでに覚悟ができていた香凛は仕度を整えていざ閨(ねや)へ。
湖珀様が来るまでの間、閨の指南役(=国の慣わしとして神聖な初夜を見届け取り仕切る者)とふたりきりになります。
そこで香凛はその閨の指南役が朝霧だと初めて知ることに!
朝霧の目の前で、彼にも触られながら、湖珀様とまぐわることになって……。
登場人物

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香凛(かりん):湖珀様に嫁いだ貴族の姫。誠実でありたいと思っており、朝霧への想いを断ち切ろうとするが……。

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湖珀(こはく)様:齢十七にして「待望の主上」と謳われるほど優れた才覚を持つ若き帝。香凛のことを一途に想っている。

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朝霧(あさぎり):名家の嫡男で香凛の幼馴染み。湖珀様と香凛の閨の指南役 兼 見届け役となる。幼いころから一際賢くて大人だった。
ここに注目!
登場人物同士の関係性や心情を整理することで、より本作を理解できるかも?
ここからは香凛、湖珀様、朝霧のターニングポイントを時系列順にチェックしていきましょう♪
ターニングポイント①:香凛が湖珀様の妻に
先述のあらすじ通り、本作は香凛が湖珀様に嫁ぐところから物語が始まります。

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香凛に与えられた務めは「湖珀様との子を成す」。
つまりはここから湖珀様と閨を共にすることになっていくのです。
もちろん香凛も湖珀様に嫁いだ時点で、閨の覚悟ができていました。
しかし初夜に彼女を動揺させてしまう出来事が起こります。
神聖な初夜を見届け取り仕切る閨の指南役を担うのが朝霧だったのです!

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香凛と朝霧は幼馴染みですが、指南役の件は重要な秘事だったため、香凛は何も聞かされていなかった様子。
長年想いを寄せていた朝霧に導かれながら湖珀様と初交の儀を終えたのでした。
……このシーンを見た読者の皆さんは、当人ではないのに思わず背徳感を抱いてしまうのではないでしょうか?
ちなみに初交の儀の際、香凛と湖珀様は共にハジメテだったのですが、それを感じさせなくらい激しめなのも良い意味でヤバいです!!
ターニングポイント②:朝霧が本音を吐露
初交の儀を行った翌日以降も夜の逢瀬を重ねていく香凛と湖珀様。
その度に朝霧は閨の指南役として彼らを見守り、ときに自らの手で香凛を気持ちよくさせていました。
ところがある日、朝霧が湖珀様に指南役を降りたい旨を伝えます。
実は朝霧は幼少のころから香凛のことを慕っており、長年両片思いだったことが発覚したのです!
※実は1話からその伏線が隠されていたかも?

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好きな人が他の男性に抱かれている姿を見ても必死に耐えていた朝霧。切ないですよね……(泣)。
さらには彼が思ってもみなかった感情もあふれてきて……!
そして、そんな彼の気持ちを知った香凛や湖珀様が取った “行動” とは!?
ぜひ漫画にてご自身の目で確かめてみてほしいです♪
ただチラッと先取りをしますと──以下の様なシーンが待っています!

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湖珀様、男前すぎませんか!?!?
ターニングポイント③:湖珀様にとって香凛は……!
帝である湖珀様は世継ぎのためにも子供を作らなければなりません。
湖珀様自身、いずれ妾(=香凛以外の女性)を摂ることになると思っていました。
けれども実際に妾の話が上がったとき、湖珀様は香凛のことで頭がいっぱいな様子。

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香凛と朝霧がふたりでいる姿を見て嫉妬するくらい、香凛のことを本気で愛しているのです♡
だからこそ、湖珀様は “とある決意” を固めたのでした。
このときの湖珀様は新たな一面を見せてくれます! どうぞお見逃しなく♪
まとめ
登場人物たちの心情が緻密に描かれているからこそ、感情移入がしやすい本作。
アダルトな展開に思わずドキドキしたり、切なくて胸が苦しくなったりと、感情が大忙しになることでしょう。
本作は1巻で完結するので気軽に読むことができます! お手にとってみてはいかがでしょうか?
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